第77話 幕間『真雪のひっそりタイム4』
文字数 1,842文字
真雪「みなさん、お久しぶりです! 真雪のひっそりタイム、またやっちゃいます! 今回のゲストは、後輩たちからメロン先輩という愛称で親しまれている西瓜先輩です!」
西瓜「どーも、西瓜です。よろしく」
真雪「西瓜先輩は神出鬼没でなかなかゲストに来てくれなかったけど、今回オンエア部みんなで西瓜先輩を捕まえて……じゃなくて、連れてきました!」
西瓜「あ、真雪ちゃん。制服に変な虫がついてる」
真雪「ぎゃー! 先輩、どこどこ? 取って~」
西瓜「はははっ、冗談だよ。相変わらず真雪ちゃんはいいリアクションをするね」
真雪「本番中にそんな冗談言わないでください。びっくりした……」
西瓜「ごめんごめん。先、進めていいよ?」
真雪「あ、そうでした。まずは本編のおさらいから。みんなで協力して頑張ったけど、部活対抗戦に負けてしまいました。そして、とうとうオンエア部が廃部になってしまったところまで話が進んできました」
西瓜「真雪ちゃんのオンエアは、アイドルゆうた相手に互角以上だったんだけどね。一年生のアイドル、あみちゃんの呼び込みで負けた感じになったな」
真雪「あみちゃん、どうしてアイドル側を応援したんだろう。ちょっとショックです」
西瓜「まだ本編で理由は語られてないからね。でも、私は何か事情があっての行動だったと思うよ」
真雪「……そうですね。私もそう思いたいです。……では、次は恒例のこのコーナー。お便りに見せかけた、自分で作った質問コーナーにいってみましょう!」
西瓜「おっ、楽しみだね。で、誰がその質問に答えるんだい?」
真雪「西瓜先輩です」
西瓜「いやな予感しかしないんだけど……」
真雪「では最初の質問です。『本編で出てたけど、西瓜先輩が元アイドルって本当ですか!? 気になってしょうがないです。教えてください』だそうです。西瓜先輩、どうなんですか?」
西瓜「あれって真雪ちゃんの見た夢だったんじゃないの? 私がアイドルしてたわけがないじゃないか」
真雪「そうですか。私は西瓜先輩が本当にアイドルだったらいいなと思ってたけど、少し残念です」
西瓜「あ、でも子役としてテレビに出てたことはあるよ? まあ、私が小さかった頃の話だけどね」
真雪「それです! そういうのが欲しかった! やっぱり西瓜先輩はただものではない! ……で、どんな役で出てたんですか?」
西瓜「子供向けの番組さ。メロンちゃんって役で出てた。それを知ってか、私のことをメロンって呼んでる人はいるけどね」
真雪「衝撃の真実! 私、知らなかったです。なるほど、だからメロン先輩とか呼ばれてたんですね。その番組、ぜひとも観てみたい!」
西瓜「さすがに見られたくないなあ。メロンちゃんは私の黒歴史なんだよ」
真雪「わかりました! 今度こっそり調べて観ておきます! では次のお便りです。『西瓜先輩はオンエア部でどんなオンエアをしているんですか? 他の人はだいたいわかるけど、西瓜先輩だけは謎です』だそうです。西瓜先輩ってなかなかオンエア部に来ないし、いつも神出鬼没でオンエアしてるから謎が多いんだよね。さあ、どうなんですか!?」
西瓜「いや~、内容はあまり言いたくないんだけどね……。まいったなあ」
真雪「そう言われるとますます気になる。いったいどんな内容で」
樹々がさっとカンペをあげる。
真雪「え? 樹々先輩のカンペには、『メロンちゃんの楽しいクッキング』って書いてあります。これはいったい」
西瓜「わっ。樹々のばかっ! 早く隠してっ!」
真雪「え? え? もしかして西瓜先輩のオンエアって」
西瓜「わーっ! どうせ誰も聞いてないだろうからって、適当にやってたオンエアなんだよ。子役の時の番組のノリで」
真雪「西瓜先輩、私、メロンちゃんのこと知ってるかも。私も小さい頃、観てたんです。子役のメロンちゃんが料理をする番組」
西瓜「わー! もうやめてくれー!」
西瓜、恥ずかしがってオンエア室を飛び出していく。結局、一人残された真雪。
真雪「……はっ! メロンちゃん思い出しててぼーっとしてた! ……あれ? 西瓜先輩は?」
カンペ「西瓜は逃げたわ。そろそろ番組を締めくくって」
真雪「あ、大変しつれいしました! ゲストの西瓜先輩がどこかに行っちゃったので今回はこれでおしまいです。お相手は、真雪と」
カンペ「メロンちゃんでした~。きらきら~」
真雪「樹々先輩……けっこうわるのりしてますよね……。それでは引き続き、わくわくオンエア部2をお楽しみください! またねー」
制作「わくわくオンエア部実行委員会」
西瓜「どーも、西瓜です。よろしく」
真雪「西瓜先輩は神出鬼没でなかなかゲストに来てくれなかったけど、今回オンエア部みんなで西瓜先輩を捕まえて……じゃなくて、連れてきました!」
西瓜「あ、真雪ちゃん。制服に変な虫がついてる」
真雪「ぎゃー! 先輩、どこどこ? 取って~」
西瓜「はははっ、冗談だよ。相変わらず真雪ちゃんはいいリアクションをするね」
真雪「本番中にそんな冗談言わないでください。びっくりした……」
西瓜「ごめんごめん。先、進めていいよ?」
真雪「あ、そうでした。まずは本編のおさらいから。みんなで協力して頑張ったけど、部活対抗戦に負けてしまいました。そして、とうとうオンエア部が廃部になってしまったところまで話が進んできました」
西瓜「真雪ちゃんのオンエアは、アイドルゆうた相手に互角以上だったんだけどね。一年生のアイドル、あみちゃんの呼び込みで負けた感じになったな」
真雪「あみちゃん、どうしてアイドル側を応援したんだろう。ちょっとショックです」
西瓜「まだ本編で理由は語られてないからね。でも、私は何か事情があっての行動だったと思うよ」
真雪「……そうですね。私もそう思いたいです。……では、次は恒例のこのコーナー。お便りに見せかけた、自分で作った質問コーナーにいってみましょう!」
西瓜「おっ、楽しみだね。で、誰がその質問に答えるんだい?」
真雪「西瓜先輩です」
西瓜「いやな予感しかしないんだけど……」
真雪「では最初の質問です。『本編で出てたけど、西瓜先輩が元アイドルって本当ですか!? 気になってしょうがないです。教えてください』だそうです。西瓜先輩、どうなんですか?」
西瓜「あれって真雪ちゃんの見た夢だったんじゃないの? 私がアイドルしてたわけがないじゃないか」
真雪「そうですか。私は西瓜先輩が本当にアイドルだったらいいなと思ってたけど、少し残念です」
西瓜「あ、でも子役としてテレビに出てたことはあるよ? まあ、私が小さかった頃の話だけどね」
真雪「それです! そういうのが欲しかった! やっぱり西瓜先輩はただものではない! ……で、どんな役で出てたんですか?」
西瓜「子供向けの番組さ。メロンちゃんって役で出てた。それを知ってか、私のことをメロンって呼んでる人はいるけどね」
真雪「衝撃の真実! 私、知らなかったです。なるほど、だからメロン先輩とか呼ばれてたんですね。その番組、ぜひとも観てみたい!」
西瓜「さすがに見られたくないなあ。メロンちゃんは私の黒歴史なんだよ」
真雪「わかりました! 今度こっそり調べて観ておきます! では次のお便りです。『西瓜先輩はオンエア部でどんなオンエアをしているんですか? 他の人はだいたいわかるけど、西瓜先輩だけは謎です』だそうです。西瓜先輩ってなかなかオンエア部に来ないし、いつも神出鬼没でオンエアしてるから謎が多いんだよね。さあ、どうなんですか!?」
西瓜「いや~、内容はあまり言いたくないんだけどね……。まいったなあ」
真雪「そう言われるとますます気になる。いったいどんな内容で」
樹々がさっとカンペをあげる。
真雪「え? 樹々先輩のカンペには、『メロンちゃんの楽しいクッキング』って書いてあります。これはいったい」
西瓜「わっ。樹々のばかっ! 早く隠してっ!」
真雪「え? え? もしかして西瓜先輩のオンエアって」
西瓜「わーっ! どうせ誰も聞いてないだろうからって、適当にやってたオンエアなんだよ。子役の時の番組のノリで」
真雪「西瓜先輩、私、メロンちゃんのこと知ってるかも。私も小さい頃、観てたんです。子役のメロンちゃんが料理をする番組」
西瓜「わー! もうやめてくれー!」
西瓜、恥ずかしがってオンエア室を飛び出していく。結局、一人残された真雪。
真雪「……はっ! メロンちゃん思い出しててぼーっとしてた! ……あれ? 西瓜先輩は?」
カンペ「西瓜は逃げたわ。そろそろ番組を締めくくって」
真雪「あ、大変しつれいしました! ゲストの西瓜先輩がどこかに行っちゃったので今回はこれでおしまいです。お相手は、真雪と」
カンペ「メロンちゃんでした~。きらきら~」
真雪「樹々先輩……けっこうわるのりしてますよね……。それでは引き続き、わくわくオンエア部2をお楽しみください! またねー」
制作「わくわくオンエア部実行委員会」