文字数 368文字



いつかの僕は
この空が嫌いだった
何もかも見透かされてるようで
晴れて澄み切った青が
僕には眩しすぎた
僕の中で何度か季節が流れて
居心地の良かった空も無くなった
外との距離がわからなくなってた
太陽と月が何度も交わって
そんなある日1人になっていた
何も見えない聞こえない
このまま朽ち果てても良かったのに
最後にもう一度だけ
空をを眺めたくなった
いつかの空の色は
今日も広がっていて
そこだけは何も
変わらずそこにあった
何だか色んなことが
馬鹿らしくなってきた
僕が苦しくても
誰かが楽しくても
僕が気づかなくても
誰かが居なくなっても
何にも変わらない
ただ青を湛えて空はそこにある
そうあり続ける
いつまでもこれからも
空が変わらないなら
僕が変われば良い
今までも見たくないから
見なかった
そうやってきた
逃げるのは簡単だったんだ
思ってるよりもずっと
前を向いて見ないように
ひたすら進もう





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