文字数 361文字



朝には朝の良さがあって
夕方には夕方の良さがある
同じくらいの空の色合いに
優劣はつけられないけど
太陽の下でのワクワクに向かう
そんな眩しい楽しさと
闇と同化するドキドキの中の
後ろめたい愉しさを
比べられるほど大人じゃない
でも憧れが強かったあの頃は
その後ろめたさに誰もが惹かれて
朝を苦手に思っている人も多かった
全部をひけらかすよりも
どこか少し隠された魅力は魔力で
憧れという媚薬はいつでも
僕らを手招きして惑わして
出来ないこともできる気にさせられた
立ち止まる勇気がある人
ビビって進めなかった人
それはそれで受け入れる優しさは
一部の人には届かなくて
今もまだ彷徨う人もいるけど
自分を照らすランプをうまく
見つけられたら良いのに
最近は朝を待つ日が増えた
闇夜も昔ほど怖くないようになった
今日は晴れそうだ傘は要らない
夕日を見ながらあの人とご飯を食べよう

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