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文字数 366文字



僕らは今も昔も
同じ大地に立ち
同じ空気を吸い
同じ空の下で
太陽と月を眺め
誰かに恋をして
家族を持って
何かに悲しんで
花を愛でて
美しい景色を眺め
困ってる人を助けて
色んな営みを
分かち合ってきた
いつしか誰かが
気まぐれに線を引いた
そしていつしか
見えない壁ができた
手の届く向こう側で
手を振るあなたは
同じことをしているのに
ただそれだけなのに
昨日まで友達だったのに
近くて遠い場所ができた
何かが壊れていくのは苦しいのに
何かが消えていくのは痛いのに
どうして止められないの
誰にも止められないの
流れるのが赤いモノじゃなく
綺麗な旋律だとしたら
もう少し優しい気持ちに
なれるのでしょうか
今夜空で光るこの全てが
花火に変えられるのなら
僕らは笑顔を取り戻して
また明日から同じ日々を
見ることができる
今度あなたと一緒に
この広い世界で夜空彩るあの花火を
この大地に寝転がって眺めたい
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