第14話 愛着ある古デッキ

文字数 604文字

ウッドデッキは10年くらいで腐るが、毎年防腐剤入りのピティ色のペンキを塗り、我が家では
18年間使ってきた。それ以上は板の張替えが必要である。表面の板も少し腐り穴が開いてい
る個所もあり、土台もかなり傷んでいないか、踏み外し怪我でもしたら。大事件になる。
 去年息子が正月に戻ってきたとき、試しに2枚だけ板をはがし修理した。軒下の部分の木材
は健在であるが、雨風にか晒される場所は釘の穴から雨水が滲みこみ腐っている。また夏
帰ってきた時は親子大工をやろうと約束していたが、コロナで関東からは移動できなかった。
 板も穴が開いては、危ないと妻と「共同で補修をやってみよう」という、しぶしぶ賛同してくれた。1m位のくぎ抜きを買い、一本ずつ大きな釘を抜いた。床下を開けてびっくり、土台の3寸角材は高さ20cmだが、手で扱っても崩れるほど腐っている所もある。
 あと数年経っていたら、歩いて踏み抜き腰を抜かしていたかもしれない。または土台ごと倒
壊の危険もあった。板をはぐって調べてよかった。
 昨年、息子とやったときは、材木を近くのDIYで数枚買いテスト的に補修した。土台柱取り
換は難しそうなのでボンドなど塗布し継板でごまかした。ツーバイフォー工法の材料は安く規格
サイズで、多分外国材木である。ラティスという隣との目隠ものは、安物でホッチキスで止めて
あり、木質も柔らかい、5年経ったら腐れ崩れてしまった。
 材料は良いものを使いたい。
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