第2話:UFOって本当なの!

文字数 1,604文字

 1986年11月17日、パリ発、アンカレッジ経由成田行きのJAL1628便、日本航空のボーイング747貨物機がアラスカ州を飛行した。その時、フェアバンクス上空の高度約1万メートルを飛行中に見つけた。その後、両端にライトを点灯させた巨大な母船型UFO「未確認飛行物体」に遭遇した。

 ただし、「母船型」と言っているのは機長だけであった。副操縦士は「光は見たが機長の言うような形には見えなかった」と証言した。同機・機長によるとUFOの大きさは当機の3~4倍にも匹敵する巨大な球形だった。そして、1時間弱の間、旋回して逃れようとした同機と併走するように移動し機内の気象レーダーにもはっきりと写った。

 しかし、なぜか雲の様な透明状のものとしてレーダー上では写っていた。もし金属製の物体なら赤く映るがUFOの像は緑の中だったと言う。このUFOについては、アメリカ連邦航空局のアンカレッジ空港の地上レーダーとアメリカ軍のエルメンドルフ空軍基地のレーダーに映らなかった。

「後述のキャラハン氏のみが地上レーダーで捕捉されていたと証言した」
「なお、実際はゴーストだったが、レーダーに別のコンタクトがあったのは事実のようであった。」
「地上レーダーで確認できなかった」
「そのため管制局から調査のため空軍機の飛行を依頼するかとの提案された」
「しかし、機長は当該提案を断った。」
「なお、通信記録にこの様な会話は無いと言われている。」

「この提案を断ったことについて、後に機長自身による以下のような発言が残っている。」
「非常に高度に発達した飛行機に対して、あるいは宇宙船に対して行動を取った場合に、彼らはものすごい技術を持っていますんでね。」
「なんか変なことでもされたんでは申し訳ないという気持ちがありますもんで、即座に断りました。」

 その後、JAL1628便がアラスカ行きのユナイテッド航空69便と行き違ったところ、UFOは反転して今度はユナイテッド機の追尾を始め、同機がアラスカに着陸すると何処かに消失した。なお、ユナイテッド航空69便はUFOらしきものは見ていない。また、あまり話題にならなかったがUFO騒ぎを聞きつけた空軍のC-130輸送機が現場に接近していた。

 しかし、日航機は視認したがUFOらしき物体は確認できなかったと発言。なお、このUFO目撃事件については、「航空機の安全運航に影響がある」とされたことからアンカレッジ着陸後、FAAにより機長の事情聴取が行われ機長については酩酊などの可能性がないことが報告された。事件の数ヶ月前、日本航空の機長が見たとされる同じUFOがブラジルのサンパウロ上空に現れ大勢の人に目撃された。

 その後、面白いゲームを見つけた和泉智則は以前よりも真剣に通信高校講座を聞き勉強に熱が入った。やがて、和泉智則は、池住利信さんと一緒に早朝に起きて海釣りを楽しむようになると以前より性格が明るくなった。また、父がやっていた株投資にも興味をもって本を読み始めた。1987年が明けると2月5日、青森で積雪185センチ、2月6日、新潟県高田で積雪324センチに達した。

 4月1日、国鉄民営化、JR11社が発足した。5月初旬、和泉智則と池住利信さんが早朝、逗子の港近くで釣りに出かけ、シロギスをたくさん釣って帰ってきた。その後、池住早苗さんがシロギスを三枚おろしにし、刺身を出してくれた。その他、キスのフライ、キスと野菜のてんぷらを作ってくれ、朝、昼、晩と食べたが、実にうまかった。

 9月22日、天皇陛下、陽の通過障害のため手術を受けた。10月19日、ニューヨークの平均株価が史上最大の22.6%下落。10月20日、東京株式市場大暴落、下落率14.9%と過去最大となった。1988年になると2月10日、ファミコンソフト『ドラゴンクエストⅢ』が新発売、1日で100万本を販されたが和泉智則は興味を持たなかった。
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