第7話
文字数 252文字
それから30分ほどしてまた電話が鳴った。受話器を上げると、彼だった。思ってもみなかった。
タバコを買いに外に出て来て、公衆電話からだった。彼の話だと、今は親戚の家で暮らしていて、おばさんやおじさんに話を聞かれたくないんだとか。
喋っていくうちにだんだんと2人の会話がなめらかに弾んでいくようになり、私は顔を輝かせていた。そして映画を見に行こうということになって日にちや時間や待ち合わせ場所を決め電話を切った。私は期待に震えた。生まれ変わったような感じがして、このままずっと心地よい気分ににひたっていたかった。
タバコを買いに外に出て来て、公衆電話からだった。彼の話だと、今は親戚の家で暮らしていて、おばさんやおじさんに話を聞かれたくないんだとか。
喋っていくうちにだんだんと2人の会話がなめらかに弾んでいくようになり、私は顔を輝かせていた。そして映画を見に行こうということになって日にちや時間や待ち合わせ場所を決め電話を切った。私は期待に震えた。生まれ変わったような感じがして、このままずっと心地よい気分ににひたっていたかった。