第3話

文字数 626文字

フランス書院様のHPを見ると、たくさんの黒本が展示されています。
丁寧に「試し読み」を見ていくと・・・
おおおおお!

あれやこれやシーンが・・・・・・
最初から出てくるのが「驚き、桃ノ木、山椒がピリリと刺激的で、眠いのがぶっとんだ」状態です。

お饅頭の皮とあんこでたとえると、皮は導入、シチュエーション、あんこは「あの描写」部分です。

多くの「試し読み」は皮部分から入り、「ええ、もうちょっと」、というところで
「試し読みはここまでです」表示が出ますからね。

あんこをまったく試食させない「試し読み」も多く存在します。
漫画では、せっかくのあんこ部分を、「サンプル」文字で隠すなど、出版社様もいろいろ工夫されているわけです。

フランス書院様のHPの「試し読み」は、まずあんこ部分を試食させてくれます。
さすが、老舗、「うちのあんこをまず食ってみろ!」アピールです。

砂糖は和三盆、小豆は北海道の高級品を使っているから、うまいよっ!!
作家さんに読者を引っ張る自信が・・・あるのですね。

もうひとつ気が付きました。
難読漢字です。ルビ無しです。
漢検レベルです。

つまり官能小説を読むということは、漢字が読めないとおもしろさがわからないという・・・
読者にも国語力、読解力が試されているのです。
えろえろは国語力の向上の一助になっているわけです。

「現代国語」の試験で、「作者の意図を読み取りなさい」とか、問題を出せそうな?
ということで、語彙力を高める本のご紹介です。
次ページをお読みください。

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