第11話

文字数 1,686文字

官能小説用語で、{熟女}がよく出てきます。
例えば・・・熟女がこんな言葉を吐きます。

「私・・体が火照って・・なんとかしてほしい」
深紅色のネイルの指先を、ぽってりとした唇にあてます・

私なら・・・こう反応しちゃいますね。
「それって、更年期障害じゃね?」

すーーーーーーーーーーーーーん

早い人で30代後半、40代半ばくらいから、更年期障害は女性にとって切実な問題です。
「ホットフラッシュ」はよくある症状のひとつ。
「ひどいなら、ホルモン補充療法受けた方がいいよ。
女性ホルモンが少なくなると骨粗しょう症とかでるもんね」

「やっぱさぁ、目元のちりめんじわとか、ほうれい線もそうだけど、首に年齢が出るよね」

熟女ちゃんは頬杖をついて、ため息をだします。
喫煙OKなら、たばこをふーーーーっと吹かす、やさぐれモードで

「そうなんだよね。ボトックスとかヒアルロン酸とかね。あっちもうるおいがなくなるじゃん」
「美魔女やるには金がかかるんだわ。自由診療だかんね」

ちなみに、私は熟女より、美魔女の表現のほうが好きです。

私の周りにも、美魔女がいます。
年齢がそこそこいっているのに、生活感がなく、雰囲気がお嬢様っぽくて、来ているものも持ち物も、靴も日傘もブランド、高級品です。

すごいなぁと思うのは、靴ですね。

細いヒールで、つま先もとがっている、すんごくおしゃれなやつ。
ジミー・チュウとかルブタン並みの高級品ポイポイ。
あのルブタンの赤色は、熟女にふさわしいとおばちゃんは思っている。

女優さんでいえば、米倉涼子さん的な感じ。
後ろ姿で、靴の赤が印象的なのだ。
ハイヒールフェチの人にオススメです!
でも、履く人はめっちゃ大変だよ。
あれ、絶対!外反母趾になる!!

髪も、きれいにウェーブがかかって、つやつやで白髪を見せない、月1回は美容院通いでしょう。
もちろん、エステとか、体形保持のためヨガとかピラティスとか努力もしている。

何が言いたいかというと、
金と暇と美への探求心がないと、現実の、リアル美魔女はつくれないし、維持できないってこと。

もちろん、芸能・モデル・化粧品とか美容業界のお仕事をしている女性は、きれいな人が多い。
プロとして、常に自分をどのように見せるのか、研究をしている成果です。
もちろんお水、風俗関係の人もそうでしょう。

自分がきれいでないと、お客さんに対して説得力がないし販売促進にならない。

女性週刊誌を見ると、美容整形の広告が山ほどでている。
フェイスリフトとか二重にするとか。肌の白さも「ピーリング」で、一皮むくしね。
その施術は・・痛い・・・と思う

美魔女のお人は、努力と研鑽、苦痛をがまんしても、己の美に対して妥協をしない人なのだ。
ただ、そこまでのゆとりある収入があるか?

「家庭画報」の特集しているような生活ができる環境にいるのか?

「家庭に入っても、きれいにしていてほしい」
という、旦那さんがいます。

私なら「けっ!!」って言っちゃうね。
ネイルのとんがった爪先で、大根がきれるか?
食器洗ったら、すぐにツメが割れるじゃん。
冬場は、特に手が荒れるし・・・
毎日の家事やりながら、美魔女になるのは、そうとうに大変なのです。
ていうか・・無理ってばっ!

閑話休題
手荒れには、「尿素入りハンドクリーム」がよく効きます。
尿素って、ネーミングはもちろんその成分なのだけど、私は愛用しています。

女性ホルモンのために大豆イソフラボンがいいと言うので、豆乳を、毎日飲んでいます。
今、お気に入りなのは「大手コンビニ(7)の糖質65%オフ・調整豆乳」

いろいろなメーカーを試したのだけれど、これは濃厚、とろっとして飲みやすい。
ゴックン
あれ?この表現・・・どこかで使ったような・・・
脳みそが、官能語彙に染まっている!?

カルシウムも取れるし、カロリーオフなのがうれしい。

女性ホルモンが低下すると、血管の弾力も失われてくるので、問題です。
それに、おっさんの加齢臭もでてくるという・・・
おばちゃんの中身は、おっさんになるのです。

結論
所詮、男はいくつになっても、若い子がいいというのだっ!!
お肌がぴちぴちだからね。
いいにおいもするしねっ!
熟女、がんばれ!



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