46話 溺れていく

文字数 1,200文字

えりかさんは僕の2人目の女になった。まだ経験人数の少ない僕だから、えりかさんが上手いのか下手なのかわからない。ただ言えることは『それ』の虜にますますなっていく自分がいたことだけだ。

『激しかったね』

『本当ですか?』

『こんなに激しい人なかなかいないよ。さすが高校生』

『普通はどんなもんなんですか?』

『もっとゆっくり腰動かすし、1回果てたらもう終わりっていう人がほとんどかなあ』

『そうなんですか・・3回もする自分って異常なんですね。えりかさんはゆっくりと激しいどっちが好きなんですか?』

『断然激しい方が好き。だから今日はすごく感じたよ』

『よかったです』

他の男の『それ』を見ることがないので、自分の『それ』がどのようなものかわからない。えりかさんが言うには僕の『それ』は激しく、3回戦も余裕でこなす性欲も異常らしい。

『そろそろ寝ようか』

えりかさんはそう言うと僕に体を寄せて、手を握った。そして、メイクが少し崩れた顔とともに眠りについた。反対に僕はなかなか眠ることができず、目を瞑っているだけだった。

時刻が深夜3時を回った頃、ようやく眠りにつくことができた。

(気持ちいい・・)

僕は夢の中で快楽を感じていたが、どうも快楽の感覚がリアルだ。僕は目を覚ました。

『おはよう』

えりかさんの顔が僕の股にあった。僕の突起物は鉄のように固く、どうやら、しゃぶられていたらしい。夢の中で快楽を感じていたのは、えりかさんのフェ○のせいだったのだ。僕の突起物を咥えながらえりかさんが言った。

『本当にすごいね。昨日あんなにしたのに、またカチカチになってるし』

『夢の中で気持ちいいなって思わされたのえりかさんのせいだったんですね。気持ちいいから仕方ないです。昨日あんなにしたのにまたカチカチになるって異常ですかね?』

『超性欲強いんだと思う。私、こんな人初めてだもん。また入れて欲しくなってきた』

僕はえりかさんの中に入れた。まなみとの違いは穴が気持ち上の方にあるような気がした。男性の突起物に個人差があるように、女性のあそこにも個人差があるみたいだ。股関節の硬い僕は上に穴がある方が動きやすく、まなみとの時よりも激しく動くことができる。

『す、すごい気持ちいい』

えりかさんは震える声でそう言うと、全身が汗ばみ、足が震えていた。

『またいっちゃった・・』

えりかさんがいったのを確認し僕も果てた。

『気持ちよかったです』

『私もだよ』

またキスを交わした。えりかさんはゴムを外し、お掃除をしてくれた。相変わらずお掃除されるのは苦手だが、やめて下さいとは言えなかった。

昨夜とは対照的に2人でお風呂に入り、ホテルを出た。

日曜日の朝は閑散としていた。カップルが数組居たがきっとラブホテルから帰る所だろう。僕達もその内の1組となり駅へ向かった。
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