第28話
文字数 1,028文字
とサンドラが言った。
「そうだろ」
「これで来たんだよ」
「えぇ・・・」
と心配していた。
「このヴァンシセ海とフィーナス海が交わるところはトロピカルの激流と呼ばれるほど激流なんだ・・・こんなボートじゃあ終わるぜ」
「・・・運8000万に勝てると思うなよ」
「そうだよ!」
とみんな言った。
「ホントか?」
と言いながらボートに乗った。
「それじゃあみんな、漕ぐぞー」
「うーす」
と元気がない模様。
(大丈夫か・・・このチーム・・・)
二日後・・・
「・・・えっ・・・」
「ここどこ?」
と居眠りしていた結果・・・
謎の場所に。
「ここどこ?サンドラ」
「えっと・・・ヴァンシセ海らへんか?」
「まだ、ここか・・・」
「長い、気楽にいこうぜ」
「だなぁ」
と言っていると・・・
「なんだこれ・・・」
「全然漕げない・・・」
「まさか・・・」
と見ると・・・激流になっている。
訪れてしまった・・・
トロピカルの激流へ。
***
「・・・うあああ!!!」
「こんなのやばいじゃん・・・」
どんどん吸い込まれていく。
「どうするんだよ・・・」
「全員で漕ぐぞ・・・」
「いっせーので・・・うおおお!!!!!!!」
と力で漕いだけど・・・
「だめだ・・・」
「まかせな!」
「フロウム・バーストアタック!」
ズドドドドドドドドドド・・・
キュー・・・
と言うと・・・激流は鎮まった。
「危なかった」
「魔法なら・・・いけるでしょ・・・え?」
ボートが動く。
「まさか・・・」
激流がまた発生していた。
「うああああ!!!!!!!」
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!」
とボートは激流に巻き込まれていった。
・・・・
「ぷはっ!みんな、大丈夫か!」
とルードが訪ねた。
「俺は、大丈夫だ、」
「俺も!」
「私も」
「俺も・・・・だぜ!」
とみんな生きていた。
でも・・・ここはどこだ?
「あれを見てみろ、最寄りの島まで行くぞー」
「やばかった・・・」
「だからこんなボートじゃあ無理だって・・」
「仕方ないだろ、」
ファールド・ヴァンシセ連邦国
「国王、ゼノの情報により、サンドラ・ヴェインが仲間に入ったそうです」
「ルード・ジュラメイト・ペイル・・・なかなかの男やな」
「ゼノ・ロンド、今、帰りました」
「ふっ・・・あんな者に負けるなぞ・・・」
「やべぇですよ、運男に雷剣士、魔法少女まで・・・やばいですよ」
「なるほど・・・あいつらは来る」
「えっ・・・こちらに?」
と女騎士が。
「そうじゃ、ちゃんと整えろ」
「はい、」
「そしてゼノ、もう一回見てこい」
「はい!」
とこのクニでも混乱が起きていそうだ。