文字数 347文字



酔い覚ましに飲んだ炭酸水が
程よい刺激になり
また飲みたくなった午前2時
まだ若いですねと言われても
調子に乗った方が負け
嵐の去った夜中に
最後に投げかけられた雷
お陰で眠気はどこかに隠れ
呼び覚ますために
飲み干される琥珀色の雫
わかっちゃいるけどやめられない
大人の醍醐味と言われたら
そうかもしれないと
納得するのも早計で愚策でしかない
そんなことはわかっている
でもこのストレスだらけの
世の中にあって
1番の簡単な解消方法にすがることを
全てに対しては
誰も止められないのは
それに代わる答えが容易じゃないから
悪魔の雫には
僕らを鎮める力がある
その数時間だけ我を忘れても
迷惑のかからない場所で
繰り広げられる他愛のない
しかもくだらない事柄くらい
多めに見てほしいと願う
ほんの少し酔わせてください
嫌なことから
ほんの少し離れるために
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