文字数 313文字



朝のひと時を
いつもと違う目線で
仰ぎ見る青空の
向こう側に見える雲は
足早に遠くへと
旅立ち消えゆく
まだ初々しさの残る
君の横顔に
まだ見えない今日の不安が
影を落とす
過ぎて仕舞えば
笑える事も
まだ知らない君たちは
手探りの毎日を
まだ楽しむ余裕すらない事
随分前に知っているけど
僕らには大人が思うほど
何もしてあげられないし
それに君たちはそんな日々を
なんとなく自分たちで
答えら見つけて駆け抜けていく
明日までの時間が
今はとてつもなく長いから
振り返る余力もないだろうけど
今はただ間違えてでも
その思いのままに
どこまでも走り抜けて欲しい
その道すがら
もし道に迷った時
その時こそ僕らがどこかで
そっと手を差し伸べる事もあるから
今はただ間違えてでも
その思いのままに

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