第17話 カナダのイヌイット語

文字数 867文字

カナダのイヌイット語について語るのが遅くなった。まず英語版Wikipediaからの翻訳を見てみよう。

カナダでは、イヌクティトゥットという言葉は、イヌイットの伝統言語のカナダのすべての変種を指すのに日常的に使用されており、その名前の下でヌナブト準州とノースウェスト準州の公用語の 1 つとして認識されています。ただし、ヌナブト準州西部およびノー​​スウェスト準州東部の変種の 1 つは、カナダ東部の方言と区別するためにイヌイナクトゥンと呼ばれます。

「イヌイットの言語」というフレーズは、主に専門的な議論に限定されています。各地域には、すべての現地の変種をカバーする 1 つ以上の慣習的な用語があるからです。または、読者がその地域で使用されている単語を必ずしも知っているとは限らない出版物で説明的な用語として使用されます。ヌナブト準州では、政府はイヌクティトゥット語とイヌインナクトゥン語のすべての方言をイヌクトゥット語という用語にまとめています。

多くの人はイヌイット言語をエスキモー言語と呼んでいますが、これはユピック言語も含む広義の用語であり、さらにカナダでは強く推奨されず、他の地域では使用が減少しています。

イヌイット言語は、エスキモー・アレウト語族の分派を構成します。これらはユピック言語と密接に関連しており、アレウト言語とはより遠いものです。

つまり、カナダのイヌイット語は、以前に旅してきた、ユピックエスキモー語に近い。

イヌイットの言語は、ノースウェスト準州とヌナブト準州で公用語です(後者の主要言語)。ケベック州の半自治地域であるヌナビクでは高レベルの公的支援があります。ラブラドルの一部の地域では今でも話されています。一般に、カナダ人はカナダで話されるすべての方言をイヌクティトゥットと呼びますが、イヌヴィアルクトゥン、イヌインナクトゥン、およびイヌトゥット(ヌナシアヴンミウトゥット、ラブラドリミウトゥット、またはイヌティトゥットとも呼ばれます)という用語は、特定の地域のバリエーションを指す場合にある程度流布しています。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

スヴェン・イルマリネン。フィンランド・オストロボスニア生まれ。24歳で帝政ロシア軍中尉。3年間の流刑の後、27歳で言語学者ネストリ・ミクライネンの助手としてシベリアならびにアラスカ、カナダ、グリーンランドのエスキモー語の調査を行う。名狙撃手。

ネストリ・ミクライネン。フィンランド、サイマー湖畔出身の言語学者。大帝エカテリーナ(二世)の腹心、ダーシュコヴァ夫人に頼んで、スヴェン・イルマリネンを言語学フィールドワークの助手にしてもらう。年齢不詳。中年。おそらく40代。ヴァイオリンが得意。

エカテリーナ大帝(二世)。フランス革命後はロシアの自由を制限したが、農奴を自由にする法律を作った以外は、文化芸術に造詣が深い賢帝。例えば、自分の身体でワクチンを試しもした。ダーシュコヴァ夫人に、スヴェン・イルマリネンの恩赦を許した。

ダーシュコヴァ夫人。ロシアアカデミー総裁。ネストリ・ミクライネンの求めに応じて、スヴェン・イルマリネンを助手にするため、エカテリーナ大帝にスヴェンの恩赦を願い出て受け入れられる。醜女と言われているが、エカテリーナ大帝のクーデターに協力し、長く信頼関係にあった(が晩年は別れた)。

セレブロ(銀)。土星のイヌイット群衛星(本当にそういう衛星が土星にあるのです、仰天しました!)から時空を超えて地球の帝政ロシアに飛来した巨人族。女性科学者。ダーシュコヴァ夫人から依頼されて、ネストリとスヴェンのシベリア言語調査を支援する。その理由は故郷のイヌイット衛星群の名にあった。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み