第21話 グリーンランド語を学ぶには

文字数 766文字

グリーンランドは現在デンマークの領土なので、本格的な文法書を読むにはデンマーク語の知識があると良いという。
そうでなくても、インターネット時代の現代では、グリーンランド語を学べるサイトもある。

https://utalk.com/ja/store/greenlandic によると、
グリーンランドについて

グリーンランド語はおそらく1200年代にアラスカのチューレ族によってグリーンランドに持ち込まれた。イヌクティトゥット語などのカナダのイヌイット諸語に関連しているが、それらとは異なり、ラテンアルファベットで書かれている。 主な方言は3つあるが、正式な方言はカラーリット語(Kalaallisut)である。単語は、語幹に複数の接尾辞を追加することによって構築されるため、非常に長くなる可能性がある。

Kaffisorusuppunga, qujanaq.
コーヒーを下さい。


ここが面白い — グリーンランド語

カヤックとアノラックという言葉はグリーンランド語に由来する(筆者:他のエスキモー語かも知れないし、イヌクティトゥット語であるかも知れない)。
グリーンランド語でたくさんの情報を一つの言葉に詰め込むことができる。たとえば、「uiqarpoq」は「彼女には夫がいる」という意味。
上半身には10本の指があるので、「ten」という言葉は「上の部分」を意味する「qulit」。
グリーンランドの首都ヌークはグリーンランド語で「岬」を意味する。
コンピューターは「qarasaasiaq」(人工脳)と言う。
ジャガイモは「naatsiiat」。これは「成長するのを長時間待つもの」を意味する。

エスキモー語と同じように、長い文のような語を作れる。
すきえんてぃあ@書け
@cicada3301_kig(X)より












ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

スヴェン・イルマリネン。フィンランド・オストロボスニア生まれ。24歳で帝政ロシア軍中尉。3年間の流刑の後、27歳で言語学者ネストリ・ミクライネンの助手としてシベリアならびにアラスカ、カナダ、グリーンランドのエスキモー語の調査を行う。名狙撃手。

ネストリ・ミクライネン。フィンランド、サイマー湖畔出身の言語学者。大帝エカテリーナ(二世)の腹心、ダーシュコヴァ夫人に頼んで、スヴェン・イルマリネンを言語学フィールドワークの助手にしてもらう。年齢不詳。中年。おそらく40代。ヴァイオリンが得意。

エカテリーナ大帝(二世)。フランス革命後はロシアの自由を制限したが、農奴を自由にする法律を作った以外は、文化芸術に造詣が深い賢帝。例えば、自分の身体でワクチンを試しもした。ダーシュコヴァ夫人に、スヴェン・イルマリネンの恩赦を許した。

ダーシュコヴァ夫人。ロシアアカデミー総裁。ネストリ・ミクライネンの求めに応じて、スヴェン・イルマリネンを助手にするため、エカテリーナ大帝にスヴェンの恩赦を願い出て受け入れられる。醜女と言われているが、エカテリーナ大帝のクーデターに協力し、長く信頼関係にあった(が晩年は別れた)。

セレブロ(銀)。土星のイヌイット群衛星(本当にそういう衛星が土星にあるのです、仰天しました!)から時空を超えて地球の帝政ロシアに飛来した巨人族。女性科学者。ダーシュコヴァ夫人から依頼されて、ネストリとスヴェンのシベリア言語調査を支援する。その理由は故郷のイヌイット衛星群の名にあった。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み