11日 俺は性格が悪いので

文字数 1,350文字

 人は誰でも苦悩する。
 別に嫌われるのは良いと思うの。
 でも人を故意に傷つけたいとは思わない。
 できればなんでも穏便に済ませたいし、波風も立てたくないし、平和でありたい。

 何かを望むためには、自分の何かを切り捨てなければならない。
 だったら我慢した方が良いと思うけれど、我慢は続かない。

 人が人に優しくできるのは『心に余裕がある時』
 恋が出来るのは、『生活に余裕がある時』
 話ができるのは『時間に余裕がある時』
 だと思うんだ。

 言葉はいつでも諸刃の剣。
 他人を傷つけたら必ず自分に戻ってくる。
 だから誰も傷けたくないし、関わりたくない。
 誰かを傷つけたら何倍も自分が痛い想いをする。

 自分は毒舌で辛辣だとは思う。
 だが、かつて一度も誰かを傷つけたいと思って発言をしたことはない。
 それでも跳ね返ってくることを覚悟している。
 TwitterのDMは怖いよね。通知がつくたび『苦情かな?』って思う。

 間違ったことを発言したつもりはないが、正しいとも思っていない。
 誰かの正義は誰かの悪だから。

 他人は尊重すべきだといつも思っている。
 なので否定はしたくない。
 でも嫌なものは嫌。
 だから触れない権利は主張したい。

 それはね、こういうことなの。
 あなたは人参が好きで、俺は人参が嫌い。
 あなたが俺に押し付けるのは自由。
 でも嫌いなものは食べたくない。
 食べない権利を主張する。それは俺の権利でしょう?

 あなたに人参を嫌いになれとは言わない。
 好きになれと言わないで欲しい、無理だから。
 譲歩する必要はない。互いに権利を守ればいいと思うの。
 踏み込まない線は必要。

 自分の作品において、俺は自分が異色だなとは感じている。オカシイ発想と言われることはよくあって、それは俺にとっては誉め言葉。
 けれども、そのオカシイ発想を他人に話したところできっと理解はされないということも分かっている。だから読まれなくても良いの。
 放っておいて欲しいだけ。
 
 どんな作品も読みたい人が読む。
 無理に興味を持つ必要はない。
 読む義務はない。

 理解されなくてもいい。
 されたくないことをしないでとは言わない。
 別にしたければすればいい。
 嫌だと感じることは『どんな素敵なこと』でも俺にとっては『嫌がらせ』にしか感じない。でも、一般的には『悪意のある悪』が嫌がらせだと認定されることも知っている。
 だから周りは『素敵なこと』をしている人の肩を持つだろう。
 そういう人が実は嫌い。
 
 かつてこういうことがあった。
 俺は別に幸せなんか望んでいないのに『幸せ』がどうのと言う人がいた。
 俺はそれに対して、辛辣な返答をした。
 当時の自分は別れようとしていた恋人がコロナで生死の境を彷徨っていて『幸せ』どころじゃなかった。そんな押し付け迷惑なだけ。
 でもその人の周りはその人の肩をもったよね。
 俺はそれ以来、その人の肩を持った人が嫌いである(笑)
 そう、短絡的な人間は上辺でしか物事を判断しない。

 どんな良いことであろうとも、要らないものを押し付けるのはエゴ。
 迷惑行為。
 それが分からない人とはお話にならない。
 なので関わりたくない。
 それはそれとして。

 傍にいてくれる人は、譲歩してくれる人が多いなと思った今日このごろ。
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