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文字数 490文字

 難しいなぁ、って思う。僕みたいな喋り方だと、幼稚園の年長さんくらいにも見えるし、本来の小学二、三年生くらいにも見える。書き方によっては小学五、六年生くらいにも見えるよね。だから、ちょうどいい塩梅がどこなのかわからない。「塩梅」? 小学校低学年が使う言葉じゃないよね。
 やっぱりチャレンジしてみて、初めてわかることがたくさんあるっぽい。僕はそれを知って良かったと思う。
 ああ、これがお父さんがよく言う「勉強」ってやつなのかな。知らんけど。
 けっこう思い出せないものなんだね。その時にどうやって喋っていたとか、なにを考えていたとか。まあしょうがないと思う。サッカーとかバスケとかに夢中だったしね。
 そういえばこのあいだ、学校で学芸会があったんだけど、僕たちクラスは皆で白雪姫をやったんだ。王子様が眠る白雪姫に近づいて、クライマックスシーンを迎える時、学校の生徒皆がヒューヒュー言ってて、ホントかわいいなぁって思ったよ。
 あれ? 僕なんか冷めてない?
 うん、たぶんここが限界かも。
 書きやすかったけどね。でもやっぱり難しかった。
 次からはまたいつもの通りに話を進めるよ。
 じゃーねー。
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