19

文字数 676文字

 閑話休題。
 と、その四字熟語をエッセイ19の中で使おうと思いその意味をネットで調べたら、自分が考えていたものとは全く正反対の内容だったから驚いた。
 コトバンク調べでは、
『本筋からそれて語られていた話やむだ話をやめにすること。また、話をもとに戻すときに用いて、さて、それはさておき、などの意を表す。』とあり、
 goo辞書調べでは、
『それはさておき。ともかく。話が横道にそれたのを本筋に戻すときにいう語。』とある。
 てっきり、「休憩ついでにこんな話をするね」といった、『話を本筋に戻す』のではなく、真逆の『話を横道にそらす』のような意味合いを持つ言葉だと勘違いしていた。
 時折りこのような「誤用しやすい、もしくは、今まさに誤用している」語彙と出会うことがある。
 いくつか例を挙げれば、「憮然」や「失笑」、「一段落」など。
「憮然」は、怒りや不快感を示す様子、という意味だと認識していたが、本来は、失望してぼんやりする様子、や、驚いて呆然とする様子(文化庁月報平成23年8月号)といった意味合いらしい。
「失笑」もなんとなく相手を小馬鹿にするようなイメージの言葉に思えたが、本来は、こらえ切れず吹き出して笑う(goo辞書調べ)、といった意味らしいのだ。
「一段落」は、いちだんらく、が正しい読み方。これには本当に驚かされた。
 しかし言葉の内容を知ったところで、それらをうまく活用できなければ全てが無駄に終わるということを意識しなければならない。
 ということで自分はこれからもチャレンジを続け、今後更に良い文章が書けるよう、ここで目一杯遊ばせてもらうつもりである。
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