十二月の物語からのメッセージ

文字数 492文字

 ほんの一握りの聖職者のみぞ知る
聖なる地。


 その地に存在すると言われている
幻鐘(げんしょう)の教会》。


 ≪神界(しんかい)≫(神の住まう世界)と
人界(じんかい)≫(人間の住む世界)の
狭間(はざま)にあるこの《幻鐘(げんしょう)の教会》は
≪神々≫によって直々(じきじき)に管理されています。


 聖職者が≪神々≫からの
天啓(てんけい)(神からのメッセージ)を
預かったときにだけ姿を現わす、
幻鐘(げんしょう)の教会》ですが。


 不思議なことに、
この《幻鐘(げんしょう)の教会》の鐘には
≪クラッパー≫と呼ばれている、
鐘の中にある、鐘を鳴らすための
丸い球体が存在しないのです。


 そして、

その≪クラッパー≫を
創り出すことができるのは
ある≪神≫に選ばれし者のみ。



 その≪神≫とは。。。



 ≪鐘の神≫『ベル』。



 その≪クラッパー≫がみごと現れた時。



 幸福鐘(こうふくのかね)
美しい音色で高らかに鳴り響き、
選ばれし者を幸福に導く
と言われているのです。



 物語は、≪鐘の神≫『ベル』に
選ばれし一人の男性が森で道に迷い、
この《幻鐘(げんしょう)の教会》へと(いざな)われる
ところから始まります。


 数百年もの間、一度も鳴り響かない鐘。


 果たしてこの男性は
≪クラッパー≫を復活させ、
幸福を(つか)むことができるのか。



 十二月の物語 幸福鐘(こうふくのかね)よ、鳴り響け


 どうぞお楽しみに。


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