第13話
文字数 357文字
お互いに、もう34にもなれば、結婚していてもおかしくないが、特にそんなことは言っていなかったし、プロフィールにも投稿からも、結婚している様子は見られない。
馬鹿みたいだと思いながらも、私は新しい服を買い、佐分さんの来る日は朝一番で美容院の予約も入れた。
*****
空港で待ち合わせ、ドキドキしながら待っていると、昔と殆ど変わらない佐分さんが、キョロキョロしている。
私が手を振ると、佐分さんも笑顔で手を振り、こちらへやって来た。
「本当に久しぶりだね…連絡、嬉しかった」
屈託なくそんなことを言われ、柄にもなく照れてしまう。
「佐分さん、変わらないのね」
「あはは。昔から老けてたからね。麻倉さんは、昔以上に綺麗になって驚いたよ」
美容院で髪を巻き、メイクまでしてもらった甲斐があった。
「何処か、行きたいところある?」
馬鹿みたいだと思いながらも、私は新しい服を買い、佐分さんの来る日は朝一番で美容院の予約も入れた。
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空港で待ち合わせ、ドキドキしながら待っていると、昔と殆ど変わらない佐分さんが、キョロキョロしている。
私が手を振ると、佐分さんも笑顔で手を振り、こちらへやって来た。
「本当に久しぶりだね…連絡、嬉しかった」
屈託なくそんなことを言われ、柄にもなく照れてしまう。
「佐分さん、変わらないのね」
「あはは。昔から老けてたからね。麻倉さんは、昔以上に綺麗になって驚いたよ」
美容院で髪を巻き、メイクまでしてもらった甲斐があった。
「何処か、行きたいところある?」