2023年12月3日(日) 趣味の関門① 着物たち

文字数 2,527文字

今日は徹夜かなぁ~~~?

前日、服の山をざっくり整理できたはいいものの、それを収める場所がない……ということで、押入れの整理から再開。隙間が空けばそこに衣装ケースを移すことができ、収納とは言えないまでも、服を部屋の床にとりあえず積んでおく状態からは脱することができます。アレグラとマスクで鼻炎対策をしてから、今日の片付け開始です。

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押入れの下段と奥半分は、年単位で手を付けていない場所でした。というより、部屋の奥半分にしばらく踏み入っていない状態でした。

今片付けに取り掛かっている部屋は寝起きをしている四畳半の和室で、正面が窓、入って左側の壁一面が押し入れになっています。右側の壁面の奥半分くらいを占める大きな本棚が入っていて、家具はそれきりです。
元本屋の職業柄、持ち物の中で数が多いのは本です。今回の片付けのラスボス、最後の関門はたぶん本。捨てるどころか売る選択肢もない。
それでも過去に一度、本を整理しなきゃと思い立ってでかい本棚を入れました。これが部屋の右奥に入れた本棚です。しかし、届いて組み立て、本を収め始めて早々に、この程度では収納場所が到底足り得ないことに気が付きました。
入りきらない本はどうしようもなく、とりあえずで床に積むしかなくなったのですが、この本の山で四畳半の奥半分が埋まっています。押入れの奥半分を整理しようにも、足場が本で埋まっているからそこまでたどり着けない。そういう状態がずっと続いていました。

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四畳半の手前の半分はかろうじて埋まらないようにしてあって、ここに布団を敷いて寝ています。今日はこのスペースと昨日片付けた押入れ上段の手前半分をやりくりして、押入れの上段奥に整理の手を進めていきます。
昨日片付いた布団用のスペースの横にはなぜか紙モノがいろいろ積んであったので、まずこれをばらしました。リング留めのスケッチブックやメモ帳、ノートが山ほど……紙を外してリングと分けてそれぞれをゴミに。
マンガのネーム、設定、プロット、落描きの類……昔『描いたものを捨てない』ルールを定めてしまったので、本気で二十数年以上分の描き散らし、原稿が残っています。ちょっともう見直すのも恥ずかしい。全部処分です。

書類が終わったら、その奥にキャスター付きの大きな衣装ケースが二つと、タッパーウェア(!)製のでかいケースが二つ。ここしまってあるのが、洋服よりも片付けにくいかもしれない、着物の山です。

日常のファッションにはあまり頓着のない私ですが、例外が着物でした。洋服のセンスには自信がなくても、着物なら形は一定だしちょっと派手目でも妙ということはない。
母が結婚したときに何枚か着物を作ってもらったそうですが、着る機会もそうそうなく、私の周囲には着物に親しんでいる人がいませんでした。母と私では体格もかなり違ったし、私の着物はじめはほぼゼロからのスタートだったのです。
なのになんでこんなに着物があるんだ……押入れの上段半分着物で埋まっている。オークションサイトやリサイクルショップで入手したものばかりなので、物の詳細も来歴もわからない着物が大半です。訪問着が多少値が張ったくらいで、ほとんどはお小遣い価格で売られていたので、買うのもお気軽でした。何年かをかけつつ、増え方も気軽だったのかもしれません。

着物に関してはどうも『捨てる』という気持ちになれず、売るか譲ることを考えたくなっています。
『サイズ的に着られない母の着物』、『たぶん祖母の形見分けでやってきた着物』などは私の独断で処分していいのかさえわからない。
ひとまず自分で購入したものの中で手放すものは一山出せたので、手放し方を調べます。自分で決められないものは両親に相談するまで保留。

祖母から譲られたと思しきものの中には、証紙付きの結城紬の反物までありました。少し調べてみたら、本場の結城紬とは違うとされる『石下結城紬』というものらしいのですが……

着物を仕分けて、夜ごはんのために一旦休憩を入れつつふと押入れを見たとき、一回も着たことがない母のウールの着物なんかは一旦しまったけど今後も着ないな……という思い直しが発生しました。
今日も『なんとなく分けてもう一回しまっちゃう』をやらかしています。自分の家には置かないと決めて、正月に実家に帰るときに持って行って見てもらおうかな……。

洋服を捨てる考え方には『痩せたら着ようと思ってもなかなか実現しないし、痩せた頃には服が古くなっている』というのがあるようですが、着物はすでに古い感があるし……流行とか特になく……
今日もやりづらっ。

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着物や帯などとはまた別のものですが、それらを包む『たとう紙』というものがまた何枚も出てきて……ちゃんと一枚ずつたとう紙に包んでおいた方がいいのかもしれませんが、どれもボロボロになっていたので全部外して捨てることにしました。
着物類は今は衣装ケースとタッパーウェアの中にそのまま重ねて入れてあります。ちゃんとした管理方法では全然ないので、わかる人には怒られそう。

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今日は押入れの上段を奥まで何とか仕分けだけできましたが、捨てるところまではあと一歩届かず。
でも、昨日と合わせて手放すと決めたものはかなりの量になっていて、ごみの日とか待っていられないくらいです。そしてこの大量のごみを、階段使って下ろさなければならず……エレベーターないから……

でも押入れの上段を奥まで一通り整理できたことで、ずっと踏み入っていなかった押入れ奥のすぐそばの壁にコンセントがあることを思い出すことができました。ここから給電できちゃうなぁ……当たり前だが……

明日は少しは『ごみを下ろす』ことを頑張りたいと思います。寒い。重い。階段つらい。
家のゴミ捨てと片付けはこまめにやっとくに限るんだなと痛感しています。

そして寝るスペース作らないと寝れん

12月3日の記録 おわり
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