第29話:ウクライナ侵攻と安倍総理の死

文字数 1,575文字

 ベラルーシからウクライナへと軍事車両が侵入しロシア・ベラルーシと接するウクライナの国境検問所などが攻撃を受けた。さらに南部のクリミア半島との境界においても戦闘が勃発した。また、ウクライナ軍は南部のオデッサにロシア軍が上陸したという報道については誤報だと述べている。

 ウクライナの国防相は、「ウクライナ東部の部隊や軍司令部、飛行場がロシアからの激しい砲撃を受けている」ことを明らかにしている。また、ウクライナ軍は、「空軍はロシアの空襲撃退に努力している」と述べた。ロシア軍は現地時間の24日の5時にロシア側から攻撃を行い、ベラルーシの支援によりベラルーシ側からも攻撃を始めた。また、クリミア地域から攻撃も始まっている。

 この侵攻を受け同日、ゼレンスキー大統領はロシアとの断交を発表した。ゼレンスキー大統領は同月25日に「国民総動員令」に署名した。それと同時に18歳から60歳の男性国民のウクライナからの出国を原則全面的に禁止した。2月25日、鈴木俊一財務大臣は、ロシア開発対外経済銀行、プロムスビャジバンク、ロシア銀行の3銀行を対象とした資産凍結を行うと発表した。

 ウクライナオデッサ州「オデーサ州」の港付近でロシア連邦軍の艦艇により商船2隻が砲撃受けたことをウクライナ当局が明らかにした。そのうち1隻はパナマ船籍で日鮮海運系列の日興汽船が船主で登録している貨物船「ナムラ・クイーン」で被弾し損傷した。3月2日、外務省は、キーウの在ウクライナ日本国大使館を一時閉鎖した。

 そして、同大使館業務をリヴィウに開設している臨時の連絡事務所に移転すると発表した。3月4日、トヨタ自動車は、ロシアにあるサンクトペテルブルク工場の稼働と完成車の輸入を停止した。2022年3月21日、経済産業省は、3月16日発生の福島県沖地震の影響で火力発電所6基が引き続き停止状態になった。

 そのため、翌22日の東京電力管内「1都8県」の電力利用者に節電を呼びかけ、「電力需給ひっ迫警報」を発令。23日、経済産業省は同日午前11時をもって解除すると発表した。4月26日、内閣総理大臣の岸田文雄がウクライナ大統領のゼレンスキーと電話会談。ウクライナ政府からの要請を踏まえ岸田総理は財政支援の3億USドルへの増額を発表。

 防護マスクや小型ドローン等の自衛隊の装備品等の提供、食料品や医薬品などの物資の提供を表明。ゼレンスキーは、これまでの日本の貢献に対して深い感謝の意を示した。5月22、アメリカ合衆国第46代大統領のジョー・バイデンが大統領専用機で就任後初の来日。23日、天皇の徳仁と会見、内閣総理大臣の岸田文雄と会談した。

 6月2日、新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を騙し取ったとして東京国税局職員ら7人を逮捕。6月5日、防衛省は、朝鮮民主主義人民共和国が9時台に複数の地点から弾道ミサイルを少なくとも6発を発射したと発表。6月8日、ロンドン外国為替市場で円を売ってドルを買う動きが加速し、円相場が一時1ドル134円台まで値下がりし2002年2月以来約20年ぶりに円安ドル高水準を更新。

 7月8日、奈良県奈良市の近鉄の大和西大寺駅付近で内閣総理大臣経験者の安倍晋三が第26回参議院議員通常選挙に奈良県選挙区から出馬している自由民主党公認候補の応援演説中に背後から銃撃を受けた。狙撃した人物は殺人未遂罪で奈良県警察に現行犯逮捕された。安倍は心肺停止の状態で急いで搬送された。

 しかし、奈良県立医科大学附属病院に搬送され17時3分に死亡した。7月15日、厚生労働省のデータによると新型ウイルス感染症の検査陽性者数が0時の発表で1千万人を超えた。7月25日、厚生労働省などはヨーロッパに渡航歴がある男性1人がサル痘の検査で陽性を示したと発表し、国内1例目のサル痘患者となった。
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