第11話
文字数 381文字
ということで、日曜日の夜7時、しゃぶしゃぶを食べに行くために、待ち合わせていた職安通りにあるドンキーホーテにみゆきに会いに行ったというわけだ。
しかし、それはあとで述べるこにしよう。まずは、出来事にそって話していくことにしよう。
お会計を僕が済ませて、西武新宿の中華居酒屋を出た後、みゆきがどこか行く気配を見せて、歩き出した。まだ霧雨が降り続いてたけど、そのうちやみそうだった。
プリンスホテルの通りを走ってきたタクシーをみゆきが拾い、僕に「行こう」と言って、僕は言われるがままにみゆきに続いてタクシーに乗り込んだ。しかし、これからどこに行くのかさえわからなかった。なにしろその日初めて会ったただの客とデリヘル嬢だ。突然彼女の世界に放り込まれたような感覚で、口もきけないくらいだった。みゆきは手に持った小さなコンパクトの鏡で口紅を塗っていたが、僕は窓の外を眺めていた。
しかし、それはあとで述べるこにしよう。まずは、出来事にそって話していくことにしよう。
お会計を僕が済ませて、西武新宿の中華居酒屋を出た後、みゆきがどこか行く気配を見せて、歩き出した。まだ霧雨が降り続いてたけど、そのうちやみそうだった。
プリンスホテルの通りを走ってきたタクシーをみゆきが拾い、僕に「行こう」と言って、僕は言われるがままにみゆきに続いてタクシーに乗り込んだ。しかし、これからどこに行くのかさえわからなかった。なにしろその日初めて会ったただの客とデリヘル嬢だ。突然彼女の世界に放り込まれたような感覚で、口もきけないくらいだった。みゆきは手に持った小さなコンパクトの鏡で口紅を塗っていたが、僕は窓の外を眺めていた。