第2話 オープン・スペース

文字数 562文字

 あなたのまわりに溢れてませんか?「オープン・スペース」なるものが。

 個人の住宅、図書館、ショッピングモール……どこにでもありますよね、当たり前にありますよね、「オープン・スペース」。

 そこは、私にとっては落ち着かない場所なんです。居心地が悪いんです。集中できないんです。
 
 最近の新築住宅の間取り図を見ていると、個室をなくし、広々としたオープン・スペースを設けているケースが多いようです。実際にそういう住宅に住んでいる人の話だと、子供が勉強するのはそのオープン・スペースのカウンターだったりテーブルだったりが多いそう。つまり、他人(家族)がうろうろしている空間で、テレビもゲームもテスト勉強もするんだということです。
 私がよく利用している市立図書館も然り。利用している中・高生が、個室や間仕切りのある座席などではなく、少なからず騒音や人の気配のするオープンな空間で勉強を、しかも友達と一緒にしているのをよく目にします。う~ん……みんな、集中、できてる?
 私の感覚からすると、とても無理。周りが気になりっぱなしでなんにも手につかないと思います。一体感?共犯感覚のドキドキ?誰かと一緒じゃないとそんなにイヤ?誰かと一緒じゃないと安心できない?いったいどんな感覚なんだろう?

 昭和生まれのアラフォーに教えてくれ!現代っ子たち!

 
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