第48話 我慢しましょう。

文字数 622文字

 連日、暑い日が続いてます。皆さん大丈夫ですか?

 暑いけれど、夏っていうやつ(特に学校の夏休み期間中)は何かとイベントごとも多いですよね。花火大会や夏まつり、ちょっとした縁日などなど。テレビのニュースなどでもそれらの様子が毎日のように報道されています。
 例えば、会場は人だかり。そんななかで乳飲み子をベビーカーに乗せてイベント会場を連れまわしている親が。その母親が、偶然受けたテレビ局のインタビューに、
 「子どもにも見せてあげたいなって思って」
 「暑さが心配ですけど、子どもの熱中症対策もしてますから」(たいてい、ちっちゃい扇風機を持参)
 なんて答えてます。ええ、よくあるパターンですよね。

 こういう報道に触れると、毎回思うんです。

  いやいや、「子ども」のためじゃなくて、「自分たち」が楽しみたいんでしょ?
  そもそも、乳飲み子に見せたところで、本人の記憶には残らんでしょ?意味あります?
  本当に子どものことを思うなら、こんな炎天下に外に連れ出しちゃダメでしょう。
  ちがいますかね?

 親でもない私ですが、これだけは言わせてください。 
 「子どもファースト」を勘違いしてませんか?
 親になったら、自分たちのこと(イベントで楽しんできたい!っていう欲)はまず、置いときま せんか?
 我慢を、しませんか?
 ひいては、「我慢するという、親としての一種の義務」を、受け入れませんか?

 本当に自分の子どものことを思うなら、簡単なことだと思いますよ。
 
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