第5話 大都市暮らしの恩恵(?)

文字数 557文字

 かつて首都圏に暮らしていたことがあるんですが、そのとき私が感じた「都会のよさ」は、美術館やコンサートなどの催事内容が充実していることでした。これは地方住みの立場からするととっても羨ましいことなんです。

 世界的なものからマニアックなものまで、近場で頻繁に、心惹かれる催事が封切られるじゃないですか!しかも美術館や音楽ホールなんかの数も多いですしね。気になる催事にすべて参戦していたらとても暮らしていけません(経済的にも時間的にも)(笑)
 
 ただこれは、あくまで「行けない・行かない」からこそ、観念上、「いいなぁ~」と思えるわけで。 
 なぜかといえば、実際の「現場」は入場者で激込みになるので、不愉快な思いもしますし。特に、座席指定などがない美術館や博物館などの場合は、とてもゆっくりとは鑑賞できませんからね……
 ある催事に参戦した折、案の定、入場者で激込みでした。係員さんが
 「立ち止まらずご鑑賞くださ~い!!」
と声を張り上げていましたが、立ち止まらなきゃ鑑賞できないでしょ(笑)そもそもそんな声を張り上げられたら、もう美術鑑賞どころじゃないしね。

 いいのか悪いのか、なかなかに、残念でした。それ以降、心惹かれる催事があってもほとんど行きませんでしたね~(哀)

 あれ、これって……「恩恵」受けられて、ないんじゃ!?
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