第19話 旦那殿、どうか「和服」で「格」を。

文字数 487文字

 この国の各地にある、いわゆる「老舗」といわれる和風旅館や料亭。テレビを中心としたメディアで取り上げられることもしばしばで、そういったところとご縁が全くない私は、
 「いろいろ素敵なところがあるんだなぁ~。いつか行ってみたいな~。」
なんて、指をくわえて見ています。

 そういった「老舗」が紹介されると、店構えなどはもちろん、そこのスタッフさんたちも紹介されますよね。そんなときにかなりの高確率で、共通して起こる現象。それは、

 「女将は着物、旦那はスーツ」

という、服装において洋の東西の違いがあること。見るたびに「なんでなんだろう?」って、私なんかは思っちゃいます。

 これって、業界内での決まりごとなんでしょうか?なんだかもったいない気がして。せっかくの素敵な和風空間なんですから、ぜひ旦那衆も和服で執務にあたられてはどうでしょうかね~?

 「いかにもな」上質のスーツを着るより、「いかにもな」でっかい腕時計をチラつかせるより、和服に身を包むだけで、間違いなく「格」が上がると思いますがねぇ……

 そもそも日本人。和服のほうが断然似合うのにね。

 もったいないことだと思うのでした。

 
 

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