第1話
文字数 1,070文字
両親を早くに亡くし兄の勉(つとむ)は妹の美咲(みさき)を立派な大人の女性に育てた。
そんな兄と妹が突然、起きた出来事によって引き裂かれた。
その出来事とは兄と妹が仕事に向かっていた時に起きた。
「今日も遅いの?」
「1人での食事、寂しいよなゴメン」
「私は大丈夫だから気にしないで」
会話をしながら美咲と勉が人混みの中を歩いていると1人の女性が叫び美咲と勉は足を止め振り向いた。
「お兄ちゃん、あれ何」
「女性が悪魔に連れ去られた、美咲、逃げるぞ」
美咲の手を掴み勉が走り出そうとしたその時、悪魔が飛んで現れ美咲を奪い勉は倒れた。
「お兄ちゃん!」
「美咲!」
立ち上がり勉は飛んで美咲を連れ去る悪魔を追いかけ続けた。
「美咲…美咲…」
「お兄ちゃん、助けて」
「美咲…」
「しつこい奴だ」
そう言って悪魔は美咲を連れてスピードアップし勉から離れた。
「美咲…」
姿が見えないまでに離された勉は力尽き走りを止め立ち止まった。
「美咲…」
勉が前方をじっと見つめていると悪魔が降り立った。
「……」
ゆっくり近づいてくる悪魔から逃げないとそう思いながら勉の足は動かないそして悪魔が目の前に近づいてきたその時、突然、悪魔が消え勉は驚いた。
その時、目の前に龍が刻まれた緑玉が現れた。
「……」
勉がためらわず手を伸ばし緑玉に触れたその時、緑玉は勉から少し離れ緑の煙に包まれた。
その後、緑の煙は消え左右の瞳と髪と足首まで長い服が緑の男性が現れた。
「……」
男性は無言で勉に近づき顔を見つめると顔を近づけ唇を重ねた。
その後、男性が唇を離し顔を見つめると勉が口を開いた。
「何でキスをしたんですか?」
「話しは君の家でする」
「何ですか?」
手を差し出す男性に勉が問いかけると男性が口を開いた。
「君の家に行くから手を掴んで」
「はい」
返事をし勉が手を掴むと男性は力を込めその場から姿を消すとすぐに勉の部屋の中に姿を現した。
その頃、美咲は悪魔にビルの中に連れ込まれ背を向けている人物の側に連れていかれた。
「デーモン様、女を連れてきました」
「ご苦労、さがって良いぞ」
「はい」
お辞儀をし悪魔がビルから出ていくとデーモンは振り返り美咲に近づいた。
美咲はデーモンの左右の瞳の色が黒と赤に驚いた。
「……」
「お前はこの瞳を見て怖くないのか」
「私は強いの、他の女性と一緒にしないで」
「面白い女だな」
気に入ったデーモンは美咲を抱き寄せ耳元で囁いた。
「俺のものになれ」
「お断りします」
そう言って美咲が離れようとしたその時、デーモンの瞳に眠らされデーモンの部屋に美咲はお姫様抱っこで運ばれていった。
そんな兄と妹が突然、起きた出来事によって引き裂かれた。
その出来事とは兄と妹が仕事に向かっていた時に起きた。
「今日も遅いの?」
「1人での食事、寂しいよなゴメン」
「私は大丈夫だから気にしないで」
会話をしながら美咲と勉が人混みの中を歩いていると1人の女性が叫び美咲と勉は足を止め振り向いた。
「お兄ちゃん、あれ何」
「女性が悪魔に連れ去られた、美咲、逃げるぞ」
美咲の手を掴み勉が走り出そうとしたその時、悪魔が飛んで現れ美咲を奪い勉は倒れた。
「お兄ちゃん!」
「美咲!」
立ち上がり勉は飛んで美咲を連れ去る悪魔を追いかけ続けた。
「美咲…美咲…」
「お兄ちゃん、助けて」
「美咲…」
「しつこい奴だ」
そう言って悪魔は美咲を連れてスピードアップし勉から離れた。
「美咲…」
姿が見えないまでに離された勉は力尽き走りを止め立ち止まった。
「美咲…」
勉が前方をじっと見つめていると悪魔が降り立った。
「……」
ゆっくり近づいてくる悪魔から逃げないとそう思いながら勉の足は動かないそして悪魔が目の前に近づいてきたその時、突然、悪魔が消え勉は驚いた。
その時、目の前に龍が刻まれた緑玉が現れた。
「……」
勉がためらわず手を伸ばし緑玉に触れたその時、緑玉は勉から少し離れ緑の煙に包まれた。
その後、緑の煙は消え左右の瞳と髪と足首まで長い服が緑の男性が現れた。
「……」
男性は無言で勉に近づき顔を見つめると顔を近づけ唇を重ねた。
その後、男性が唇を離し顔を見つめると勉が口を開いた。
「何でキスをしたんですか?」
「話しは君の家でする」
「何ですか?」
手を差し出す男性に勉が問いかけると男性が口を開いた。
「君の家に行くから手を掴んで」
「はい」
返事をし勉が手を掴むと男性は力を込めその場から姿を消すとすぐに勉の部屋の中に姿を現した。
その頃、美咲は悪魔にビルの中に連れ込まれ背を向けている人物の側に連れていかれた。
「デーモン様、女を連れてきました」
「ご苦労、さがって良いぞ」
「はい」
お辞儀をし悪魔がビルから出ていくとデーモンは振り返り美咲に近づいた。
美咲はデーモンの左右の瞳の色が黒と赤に驚いた。
「……」
「お前はこの瞳を見て怖くないのか」
「私は強いの、他の女性と一緒にしないで」
「面白い女だな」
気に入ったデーモンは美咲を抱き寄せ耳元で囁いた。
「俺のものになれ」
「お断りします」
そう言って美咲が離れようとしたその時、デーモンの瞳に眠らされデーモンの部屋に美咲はお姫様抱っこで運ばれていった。