第16話
文字数 955文字
「美咲!」
勉が倒れている美咲に近づこうとしたその時、人間姿の青い龍に手を掴まれ止められた。
「ブルーさん、手を離してください」
「美咲の側に行きたいのはわかる、デーモンが居る今はダメだ」
「手を離してください」
「緑の龍達と一緒に逃げるんだ」
「手を離せと言ってるのがわかんねぇのかよ」
「……」
突然、変わった勉の口調に人間姿の青い龍は驚き手を離した。
その後、勉はデーモンに目を向け弓矢を構える格好をし金と銀の弓矢を出現させるとデーモンに向かって矢を放った。
デーモンは矢を受け止め半分に折り曲げると手から悪魔の矢を出現させ勉に放った。
「危ない!」
人間姿の青い龍が勉の身体を押しながらそのまま倒れると人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍が光線をデーモンに放った。
「大丈夫か?」
「デーモンは俺が倒す、邪魔をするな」
そう言って人間姿の青い龍から離れ立ち上がると勉は再び金と銀の弓矢を構えデーモンに矢を放った。
人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍と戦いながらデーモンは勉の矢をかわした。
「緑の龍と赤い龍と黒い龍、邪魔をするな」
そう言って勉は金と銀の矢を人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍に放ち戦いを止めた。
「何をするんだ」
「デーモンは俺が倒す」
そう言って勉は人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍から目をそらしデーモンに向けると金と銀の弓矢を構えた。
「美咲の命を奪ったデーモン、お前だけは許さない」
「……」
笑みを浮かべるとデーモンは風を起こし樹海から消えていった。
「逃げたか」
そう言って弓矢を消すと勉は美咲に近づき座り込み涙を流した。
「美咲…」
涙を流しながら小さな声で勉が口にしたその時、樹海がざわめき大龍神が現れた。
「大龍神様!」
人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍と青い龍が驚いた顔で見つめると大龍神が口を開いた。
「兄と妹だけにしてやろう」
そう言って大龍神が洞窟に向かって歩き出すと人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍と青い龍も洞窟に向かって歩き出した。
勉は美咲の身体を抱き寄せながら涙を流した。
「美咲…」
「勉、泣くな」
「誰?」
謎の声に向かって勉が話しかけると樹海が激しくざわつきだした。
勉は美咲を地面に仰向けで寝かせ立ち上がるとまわりを見渡した。
「隠れてないで出てこい」
「……」
勉の言葉で樹海の妖精が白い龍と黄色の龍を連れて現れた。
勉が倒れている美咲に近づこうとしたその時、人間姿の青い龍に手を掴まれ止められた。
「ブルーさん、手を離してください」
「美咲の側に行きたいのはわかる、デーモンが居る今はダメだ」
「手を離してください」
「緑の龍達と一緒に逃げるんだ」
「手を離せと言ってるのがわかんねぇのかよ」
「……」
突然、変わった勉の口調に人間姿の青い龍は驚き手を離した。
その後、勉はデーモンに目を向け弓矢を構える格好をし金と銀の弓矢を出現させるとデーモンに向かって矢を放った。
デーモンは矢を受け止め半分に折り曲げると手から悪魔の矢を出現させ勉に放った。
「危ない!」
人間姿の青い龍が勉の身体を押しながらそのまま倒れると人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍が光線をデーモンに放った。
「大丈夫か?」
「デーモンは俺が倒す、邪魔をするな」
そう言って人間姿の青い龍から離れ立ち上がると勉は再び金と銀の弓矢を構えデーモンに矢を放った。
人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍と戦いながらデーモンは勉の矢をかわした。
「緑の龍と赤い龍と黒い龍、邪魔をするな」
そう言って勉は金と銀の矢を人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍に放ち戦いを止めた。
「何をするんだ」
「デーモンは俺が倒す」
そう言って勉は人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍から目をそらしデーモンに向けると金と銀の弓矢を構えた。
「美咲の命を奪ったデーモン、お前だけは許さない」
「……」
笑みを浮かべるとデーモンは風を起こし樹海から消えていった。
「逃げたか」
そう言って弓矢を消すと勉は美咲に近づき座り込み涙を流した。
「美咲…」
涙を流しながら小さな声で勉が口にしたその時、樹海がざわめき大龍神が現れた。
「大龍神様!」
人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍と青い龍が驚いた顔で見つめると大龍神が口を開いた。
「兄と妹だけにしてやろう」
そう言って大龍神が洞窟に向かって歩き出すと人間姿の緑の龍と赤い龍と黒い龍と青い龍も洞窟に向かって歩き出した。
勉は美咲の身体を抱き寄せながら涙を流した。
「美咲…」
「勉、泣くな」
「誰?」
謎の声に向かって勉が話しかけると樹海が激しくざわつきだした。
勉は美咲を地面に仰向けで寝かせ立ち上がるとまわりを見渡した。
「隠れてないで出てこい」
「……」
勉の言葉で樹海の妖精が白い龍と黄色の龍を連れて現れた。