各章についてのエピソード

文字数 3,132文字

さすがにNG
カメラ付き携帯電話が登場したお陰で、本人を見てガッカリすることは少なくなったのではないかと。
いくら見た目は重視してないと言っても、前以て顔を拝みたい。
中学時代、お弁当でいつも肉巻きポテトが入っていたことを友達にいじられたことがあります。
肉巻きポテトが好きって、お母さんに言ったことはないんだけど、どういう訳か常に入っていた。


ビター・メモリー
壁投げ本とは、読んで後悔しちゃう本のことらしいです。
私の場合、「クリスマス・テロル」ですかね。
はじめは密室ミステリだったけど、あのオチは何だったんだと思ったものです。
唯一、買ったものの最後まで読めなかったのは「吐きたいほど愛してる。」。
序盤でギブアップ、グロは無理だった……。


電脳世界の御曹司
ハルとの出会い編。
「AIらぶシュガー」のイメージは、自分好みにカスタマイズした2DキャラとAIチャットするゲームという感じ。
男性キャラにはコアの性格パターンがいくつかあって、菜乃はオレ様キャラを選択したようです。
その性格パターン毎に、少しエッチなセリフが用意されているんでしょうね。
最近、「ゴミ屋敷とトイプードルと私」の広告バナーを見なくなったな。


ハメられた
菜乃、騙し討ちされたの巻。
当初は平日に臣と引き合わされていましたが、部活をする学生の帰りはもっと遅かったなと思い、土曜日に変更。
部活が終わった後、ダラダラと喋ったり食べたりする時間が長いんだよね。
早く帰れって、よく警備員のおっちゃんに言われていましたわ。
野生のリスは直接、餌をもらわないと思うけど、フィクションなので(笑)


会いたかったよ
臣が癖の強い男と化してしまった。
ハイスペックな男って、ナルシシストとまではいかなくても自分を高く評価していそう。
恋愛面に関しては一途で、等身大の恋し方をしていました。
麻帆ちゃんに距離を置きたいと言われた時は、凄くショックを受けたと思われます。


ねえ、ハル。聞いて
毎回、ハルの程良くエロいセリフを考えるのに苦労する。
こんなゲームを人に見られてプレイするのは嫌だ。
据え置きゲーム機で乙女ゲームをプレイしていた頃、奇声をあげては親に叱られていました。
当然ながら、自分の部屋でソロプレイです。
アイス自販機といえばセブンティーンアイスですが、今は二百円のやつもあってビビった。
作中の自販機はセブンティーンアイスのパチモンなので、似た商品はありますが架空のものです。


体を動かされています
臣の笑い方って、バリエーションが多いな。
意識して陽キャっぽくしているつもりはありません。
私はバレーボールが得意ではなくて、サーブは失敗しまくり、レシーブも下手くそ、トスやアタックに至っては何ソレという感じでした。
だから、円陣パスを楽しく出来るようになりたかった。


星を見に行こう
当初は菜乃、臣、優海、翔の四人で星を見に行く予定でした。
初期設定の菜乃は今よりも臣にツン対応だったので、優海ちゃんが誘わなければ出掛けることがありませんでした。
書き進めるうちに、菜乃は臣に言いくるめられています。
心の中ではツンデレモードですが。
当初は、ラストまで臣さんと呼ばせていました。
自家用ヘリでのデートに対しての突っ込みは、「高須クリニックの院長か」にしたかったんだよな。
高須クリニックと夢グループのCMは嫌いになれない。


離さないから
臣はオシャレではありません。
Tシャツにデニム姿でも、イケメン補正で格好良く見えちゃうようです。
熊は私の住むところにも出没するので困ったものです。
これまで作中に登場したミステリ小説は架空のものですが、モデルになっている作品はあります。
殆ど講談社の新本格ミステリです。


新たな黒歴史
お遊び回。
はじめはテスト期間中にしていましたが、後の展開を考えて、夏休みが終わって間もない頃にしました。
菜乃の胸をEカップにしたのは、この話を書く為だったと言っても過言ではない。
学生時代の悪乗り写真を発掘すると、大衝撃を受けるね☆
そういうものは断捨離した時、裁断しましたわ。
当初、臣が菜乃を抱き込む予定はなかったんですよ。
気が付くとスキンシップが濃くなるのは私の悪い癖。


協力しようか
当初、胸を小さくする為に揉むのは、菜乃自身ではなく優海ちゃんでした。
臣はムッツリではあるけど、この時点では菜乃を性的に見ていません。
だから、グラビアもどきの画像を手に入れても、いわゆるオカズ目当てではなくて、「面白いことをしていやがる」と笑う目的で見ると思われます。
ちなみに、麻帆ちゃんとはキス止まりで、せいぜいハグとか軽いお触りしかしていません。
臣は格好つけなので、エッチなことをして嫌われたくないと思ったみたいです。


後悔を知る
元々は、菜乃と優海ちゃんが臣の学校で開催される文化祭へ行く内容でした。
そこで麻帆ちゃんと会って、後悔していることを知る、という感じ。
色々な事情で、今の形になりました。
時期も当初は十月だったけど早めています。


跳んで、きらめく
私が学生の頃とはバレーボールのルールが変わったんだよな。
練習試合なので、三セットマッチにしています。
昔と比べて、男女共にワールドカップの試合は見応えがあるなと思います。
乳ダイブは、さすがに狙い過ぎたかな。
国民的アニメといえば、私はネコ型ロボットなのよね。


試合後に
練習試合編は当初、一話で済ませるつもりでしたが、三つに分けました。
臣は菜乃の胸にダイブしたことに対して、ラッキーと思った一方で照れもあるし、そういう目で見るのは悔しいと感じたようです。
この時点では、和臣は菜乃を恋愛対象として見ていないというか、自覚がありません。
二人が見た野鳥はエナガですが、時期的には少し早いのかな。


やっぱり、ハルしかいない
この辺りから、クライマックスに向かっています。
菜乃の面倒くささを最大限に発揮させました。
麻帆ちゃんとのツーショットを撮ったのは、彼女と仲が良いクラスメイトの女子です。
臣と翔くんは、さすがに元カノがいる教室で紹介する話や菜乃の話はしていません。


永遠の愛なんてなかった
アプリゲームって、早いスパンでサービス終了するよね。
某大手ゲーム会社のアプリなんて、一年以内に終了するのがザラにあるから(笑)
「AIらぶシュガー」がサービス終了したのは、菜乃が思うよりユーザー数が少なかったせいです。
ボイスなしだから声オタが釣られなかった、イベントの開催頻度が低めで単調、という裏設定があります。
「試合後に」のラストでハルが言ったセリフはフラグでした。


訪問者
「AIらぶシュガー」がサ終になった後に菜乃は臣と会いますが、その後の展開が当初の設定と変わっています。
恋愛か分からないけど、キスは出来るから付き合おうと、臣が提案する流れでした。
当然ながら、菜乃は意地を張って、付き合いませんと突っぱねます。
さすがに、それでは臣がクズなので、好きと言わせました。
菜乃は臣が麻帆ちゃんを下の名前で呼んだことにモヤモヤしていましたが、麻帆ちゃんが臣と呼ぶことに対してはそれ程抵抗はありません。
臣という呼称は、家族や友達といった仲の良い人達が呼ぶニックネームです。
そんな訳で、和臣と呼ぶのは菜乃一人。
一方、臣は菜乃が翔くんと呼ぶことについては不問にしています。
菜乃と翔くんを信頼しているので。


偽りなしの恋
両想い後のイチャイチャシーン。
麻帆ちゃんとは比較的、清いお付き合いだった臣。
遅くまで部活しているし、アルバイトしていないから、エッチする機会がなさそうだし。
菜乃はチョロいと思っているので、積極的です。
胸に興味があると言っているけど、大きさに拘りはないのです。
どこまで書くか悩んだ末、こんな感じに。
胸を揉ませようかと思ったけど、健全ラインに留めておきました。
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登場人物紹介

鈴原菜乃(すずはら・なの)

普通科高校に通う二年生。

内向的で自己評価が低い。

インドア派で運動は苦手、中学時代はミステリ小説にハマっていた。

現在はスマートフォンのアプリゲーム「AIらぶシュガー」に依存中。

藤堂和臣(とうどう・かずおみ)

菜乃と同じ中学校出身で、進学校に通う。

中・高共にバレーボール部所属のハイスペックイケメン。

体を動かすことが好きな一方、ミステリ小説を好む。

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