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文字数 391文字



掴んだはずのモノを引き寄せる前に
ほんの少し油断をして
目の前で無くしてしまった
そんな僕を慰めるように
今日は一日過ごしやすい天気だった
なんだかどうでも良くなって
ご褒美に取っておいた好きなおやつを
真夜中に楽しんでいるうちに
そもそもどうしてそこまでして
欲しかったのさえもバカらしくて
とっておきのワインを開ける
また来年チャンスがあれば
その時に頑張ればいいし
もう2度と来ないチャンスだったとしたら
きっと縁がなかったのだと
諦めるのも悪くないよね
描いてきた夢ばかり叶う
そんな人もたくさんいて
時々羨ましくもなるけど
努力をあんまりしないで
平穏や普通を手に入れてるのなら
他の人から見たら
その方が羨ましく見えることもある
どちらが正しいのかは
僕には言えないけど
手元に残る悔しさがあるのなら
それが手に入った自分だけの
宝物だから他のことなんて
やっぱりどうでもいいのかもしれない
明日は何をしよう
宝物を見つけるために
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