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文字数 378文字



あの人が最後に言った言葉
電車の音にかき消され
振り向いた時にはもう
ずっと向こう側に歩いていた
明日聞けば良いやと
メールもせずに放置した
二度と聞くチャンスが
なくなるとも知らずに
そんな思いをしてきたから
言いたい事も聞きたい事も
そして今 会いたいという想いも
出来れば逃したくないのに
まさかその当たり前だった全てが
自由にする事を
許されない日が来るなんて
思いもしなかった
不自由な気持ちに包まれながら
日常が彩られていく
触れ合いながら笑う事も話す事も
取り上げられた先に残るものに
不要なものなんてきっとないはず
そうやって今までだって
強くなってきたらか
昔とは同じじゃないだろうけど
答えを見つけることができると思うんだ
一人じゃ難しいけれど
君がいればあなたがいれば
いつかまた会って笑いあえるはずだよね
その日までできる事を探すよ
僕らは知ってるゆっくりでも
動き出せば何かを変えられる事を





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