文字数 338文字



目に映っているものが
全て正しいと
胸を張って言えたのは
いつまでだったかな
ハリボテでできた
みんなが信じてたものが
いくつも誰かに壊されて
形が無くなった残骸を
踏みつけていくうちに
いつのまにかホンモノの
小さなカケラさえも
見分けがつかなくなっていった
ある日を境にして
間違いだらけの日常と
正しいものを正しいと信じたい
僕らは何の葛藤と
戦っているのだろう
夜明けを待つ鳥たちが
旅立っていくのは
そんな毎日に嫌気をさして
高い場所から見下ろして
何も見ずに何も知らずに
生きていたいからなのか
それともその向こう側に
誰もが求める正解があるからなのか
たとえ誰かにとって正しくなくても
今ここにあるものを
信じられるかどうかは
僕にとっては大切だけど
一人じゃ選べないから
僕が何かに迷ったなら
君の思いと共に正しさを選ぼう





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