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文字数 353文字
鳥の囀(さえず)りにもも負けないような
優しさに包まれて
広がる世界の中心には
誰かの大切な人がそれぞれにいて
その中に大好きなあなたが
微笑んでそこに佇んでいる
一掬いの砂ほどの誰かの思いも
暗くなった夜空に貼り付けたら
見える場所では足りないくらいの
幸せが紛れ込んでいる
少し背伸びした先に広がる
景色にはどのくらいの人たちが
今ここで楽しく思い描いた夢を
叶えられてているのだろうか
たとえ何もせずに手に入れた
コインに委ねるチャンスでも
たどり着いた先に
誰かじゃなく自分が望む
大切なモノをこの手で掴んだのなら
それが小さな砂一粒だとしても
世界中の誰よりも幸せなのだろう
そこにあなたの笑顔があったなら
他に何もいらないかもしれない
僕にとってはどんな宝石よりも
きっと大切な宝物になる
まだ出会えていないあなたを
この広い世界から見つけ出そう