文字数 456文字




1日が終わったなぁって
そのままソファーに横たわり
疲れも癒えぬまま朝を迎える
慌ててシャワー浴びて
コンビニに駆け込み
駅のホームで済ませる味気ない朝ごはん
ワイシャツは変えたけど
しまった ネクタイは昨日と同じ
気になる受付あの人に
どうか気付かれませんように
くたびれてる毎日
何のために働くんだろう
そんな問いかけを投げかける相手もなくて
憂さ晴らしの一人カラオケ
掻っ込む夕飯と第二第三のビール
友だちはオンラインゲームの向こう
本当の名前も知らない
ましてやあったこともない
実家という田舎の一軒家に
もう何年帰ってないんだろう
僕の3回目の引っ越し先は
もう2年も教えずじまい
でも携帯に残る母親のメッセージ
なかなか消せない週末
テレビなんて最近見てない
ネットという便利なものがあるから
スマホで情報を仕入れる
まやかしばかりのニュースだってトロイ僕は
きっとあと5年は気づかないだろう
ラーメン屋の暖簾のように生きてみよう
風に吹かれたり迷惑がられたりして
でもここにいるよって僕の声が
幾分乾いた空にもはっきりと映える
君の笑顔が見れたらいい
それだけで幸せ

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み