2024/1/2 神も仏もないのか

文字数 694文字

新年が明けましたが、地震で被害に遭われた方々が心配で、なんだかもう心がもたないです。
心がもう。
ひとの苦しむ悲しむところはもう見たくないのに。
無力だし自分が悲しい。
だめだ、くるしい、つらい、何もできなくて悲しい。
何もできない。
新年から涙が出てきた。ただ無事を祈ることしかできなくて。
何にもできない。
お正月を楽しむ気持ちもない。
何もする気がおきない。

東日本大震災で私の親戚たちは被災して、お家も何もかもを流されてしまって、けれども、命だけはみなさん、助かって、ほんとうによかった。
生きた心地がしなかった。祈るしかなかった。
安否確認が難航してどうなるかと。
命があってよかった。命さえあれば。
けれども、目の前でご近所さんや、知り合いの方々が次々に流されてしまったと。
たまたま私の親族が逃げた建物は、流されなかったけれど、近隣の建物はすべて津波で流されたと聴きました。
だから帰る家も故郷も失った。
ようやく、復興して前を向いて。
けれども、命さえあれば、どうにか命さえあれば、生きていけるからひとりでも多くの命を助けてほしい。
津波の前に家に戻って命を失った方々には、家や車や、なんて後回しに逃げてほしかった。
家や車なんて生きていなければなんの価値もない。死んだらおしまいだ。生きていてほしかった。
ただ生きていてほしかった。

神も仏もないのか、と、新年から苦しくて、だってこんなことが新年から起きるなんて、酷すぎる。あまりに酷い。
一人でも多くの命が助かってほしい。生き埋めになった方々をどうかどうか助けてほしい。
祈ることしかできないけれど、どうか、皆様ご無事でいてください。
どうか、命だけは助けてください。
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