2024/4/15 だいすき

文字数 573文字





両親と桜を見た。
ごはんも食べて楽しかった。
ふたりの写真を撮った。
ふたりが楽しそうで嬉しかった。

あと何回一緒に桜を見られるかなあ。 
そう思うと胸がせつない。
歩いているとすぐ疲れてしまったり、車の運転も目が悪くてしづらい、と言う。
心配だな。



 
春は、油断すると泣いてしまう。

夜眠る時、なみだがほおを伝って耳に入った。枕は濡れた。

外出先から帰る途中、車窓から桜を見ながら涙がぼろぼろ落ちた。
桜はすぐ散ってしまう。






記憶しておきたい。
記憶しておきたかった。

あなたのこと。
文章を投稿していたあなた。

あなたがどんな気持ちで文章を書いているか、わかりたかった。
読んでいると愛に溢れてしあわせになった、ある時はその苦しみや痛みに寄り添いたかった。
あなたの文章がとてもすきだった。でもとても苦しそうで、それは私も同じだった。
あなたは繊細で危うくて、だから心配だった。
文章もすぐに消してしまったり。

あなたが現実でどんな状況でどんな場所で書いていたか、あなたがどういう人でどんな性別で何歳なのか、わたしにはわからなかったけれど、あなたがたくさんたくさん投稿していたこと、戸惑いながらも、嬉しかった。
でも心配だった。

ありがとう。
私はぼろぼろ泣きながら書いてる。
あなたの作品すき。
完璧には思い出せないけど。
あなたが一生懸命書いてくれてたから覚えてる。
あなたのことだいすきだよ。
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