1.はじめに

文字数 1,060文字

 とあるストリップ劇場の踊り子たちと風俗ライターの『俺』。
 『俺』は生れては消えて行く新手の風俗を追うのにいささか倦んで……。
 -----------------------------------------------------------------------
 浦和ミュージックホールはストリップ劇場、当然ショーのシーンがあります、NOVELDAYSには官能小説のジャンルがありませんので、直接的な表現は避けてR-15としていますが、主眼は踊り子たちの内面なので全くエロくない回もあります、『R指定のくせにエロくないぞ!』と言うお叱りは平にご容赦を。
 -----------------------------------------------------------------------
 なぜ浦和なのか……『東京に近いけれど東京じゃない』辺りを狙った結果です、大学時代の2年間を大宮で過ごしたことも関係してます、今でも友人は多いですし。
 ピラフに味噌汁をつけちゃったりはしないけれども、店の内装は一昔前のまま……そんな感じです、妙に好きなんですよ、そんな雰囲気が、『これがトレンドだ!』みたいな押し付けよりは『まぁ、ウチはこんな感じでやってますけど、良かったらどうぞ』のような態度の方が好きなんです。
 -----------------------------------------------------------------------
 本作中では85年施行の風営法大改正がストリップに大打撃を与えたとしていますが、実際にはその頃から家庭用VTRが低価格化し、それに伴ってAVが急速に普及したこと、AVに対抗すべく過激なサービスに走り、結果的に摘発が厳しくなったことが主な原因と見られます。
 これを書いた当時、その時期の一致から誤解していたようです(苦笑)。
 しかし、ストーリーに大きくかかわっていますので、そのまま敵役にしてあります
 その他にも当時のストリップに詳しい方から見れば妙な部分もあると思いますが、実は知っていてしらばっくれている部分も……そこはそれ、あくまでフィクションですので……。
 -----------------------------------------------------------------------
 さて、前置きはこの辺にして、ストリップショーを開演することといたしましょう。
 (と言いつつ、全然エロくないプロローグへ)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み