第50話

文字数 177文字

 担当医師が経過の説明をしようとしたが私はそれを強引に遮った。
「先生、ありがとうございました、私も十分覚悟は出来ました、もうこれを現実として受け入れていきます、斯くなる上は一刻も早く鉄男を家に連れて行きたいです」
医師はそれ以上は何も言わなかった、淡々と死亡診断書が作られ遺体は霊安室へ降りた。ICUのスタッフが出口で丁寧に挨拶をして見送ってくれた。
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