第21話 2020.12.21 シェアハウスと妊活と柚子湯

文字数 1,504文字

シェアハウスの朝。
一度起きるも二日酔いで頭が痛いので夫の様子を伺って速攻寝直す。
夫は午前中に1件zoomミーティングが入っていたのでシェアハウスのWi-Fiを借りてやっていた。
始まる前に静かにしててねと言われ心置きなく更に寝直す。
ウトウトしながら夫が話しているのが聞こえてくるので夢と現実がごちゃごちゃになる。
可愛くて仕方ない、いてくれるだけでそれ以上何も要らないと言われている夢を見ていたら茶飯ちゃん寝すぎだよ〜起きろ〜と2時間ほどのミーティングが終わった夫に起こされる。
かなり寝たので二日酔いはよくなっていた。
私が3時に不妊クリニックを予約していたのでそろそろ出ないと間に合わない。
ベッドから出て服を着てシェアハウスを出る。
都会の繁華街は平日の昼でも人で賑わっている。

一回自宅に帰る時間がないのでそのままクリニックへ向かう。
夫も一緒に行こうとしてくれていたが急遽ミーティングが入ってしまったらしく行けなくてごめんねと謝ってきてくれた。
そもそも私の用事なので問題ないのだが、不妊に一緒に取り組んでくれている感じがして嬉しい。
途中で夫と別れて1人で病院に向かう。
少し早く着いたのでカフェでお茶をしてから受付する。
完全予約制なので瞬殺で呼ばれるのがいいところだ。
今日の診察は院長先生だった。
生理がきたら予約して卵管造影検査ができると思い込んでいたがそれは私の勘違いだった。
ここでは受けることができず、系列の別の病院で受けることになるらしい。
今日は問診と次回受ける検査の説明のみ、お会計は380円だった。
諭吉超えを覚悟していたので安くて衝撃を受ける。
夫はまだミーティングしてるだろうし、すぐ帰らずブラブラ買い物をして帰ることに。
H&Mで夫の洋服を買い、無印良品とセリアに寄って途中コーヒー豆半額というポップを見かけてブルーマウンテンブレンドとトラジャを買う。
年末年始のコーヒー豆が足りるか夫が心配していたのでこれで解決だろう。
いつもネットで買っているシャンプーが売っていて、なくなりそうだったのを思い出して少し重いが買う。
電車で最寄り駅まで帰って駅前で缶ビールを買おうとドラッグストアをうろうろしていたらミーティングが終わった夫から「いつ帰ってくるのー?」とメッセが届いたのでもうすぐと返事して買うものがあるか聞く。
特になかったので缶ビールに加えて缶チューハイ、カップ麺、レディーボーデンのバニラとチョコという欲望にまみれた食料を買う。

帰宅すると夫は沈んでいて静かにPCを触っていた。
お腹が空いていたので静かにトムヤムヌードルを食べて隣でのんびりする。
どうもミーティングがとてもテンションの下がるものだったらしいが話したいことがあれば言ってくるだろうと思うので何も言わず隣でゲームをする。

冬至なので柚子湯にする。
実家から送られてきた野性味あふれる見た目の柚子を湯船に3個投入して夫とぶつけ合ったり洗面器の中に入れたりイタズラし合いながらあったまる。
今日は潰さずに丸のまま入れたので香りは弱いが扱いが楽だ。
まだあるので次はやっぱり潰してお風呂に入れようかな。

お風呂から出てほろよいを飲みながらゴロゴロしていたら夫が寝てしまっていびきの大きさが気になりすぎてしまい寝室に移動する。
2時間ほどしたら起きた夫が「茶飯ちゃんどこ〜何してるの〜さみしいよ〜」と寝室にやってきたのでリビングに戻る。
また軽くカップラーメンや冷凍お好み焼きを食べて缶ビールを飲む。
夫は仕事をしてい他ので私はキッチンを片付けたり洗濯物を畳んだり家事をする。
ゴロゴロくっつきながらアニメを見ていたが4時頃眠くなってきたので再び寝室に戻り寝る。
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