第4話 2020.12.4 病み上がりのビール

文字数 1,287文字

朝イチ起きた時はだいぶ楽なのに、ゴロゴロしてると咳が出て止まらなくなる。
夫が煮込みラーメンを作ってくれて一緒に食べる。
今日は醤油味。
コーンが大好きなのでコーンをたくさん入れてくれると嬉しい。

夫の実家から届いたル・レクチェという西洋梨をむいてもらう。
ねっとり甘くて美味しい。
ラ・フランスも食べたことないのにいきなりもっとレアな西洋梨にいってしまった。
もう洋梨上級者だ。

昨日夫と飲みに行けなくて悲しかったので今日は飲みに行きたい。
風邪薬と解熱剤を飲んで夜に向けて体調を整える。

夫は今日zoomミーティングが3件あり、2件目が終わったところで「酒飲みてー」とうめいていたので慌ててGoTOイートで貯めたポイントを使ってお店を予約する。
4000ポイントをつっこむ。
微熱だがもし入店拒否されたらどうしようと思って夜風でおでこを冷やしながら店に向かう。
店に着いたらなんと検温されなかった。まじかい。
GoTOイートが終わったからか店はガラガラだった。
全部屋個室なので割と来やすいと思ったがもう世間は外出自粛?と思ってたらしばらくしたら混んできた。
よかった時間が早いだけだった。
鼻水も咳もおさまってめっちゃ楽しい。
気持ちよくなって店を出て、夫にもう1軒行こうと誘われていつもの立ち飲みに。
混んでいて立ち飲みスペースではなくプラス料金のテーブル席に座る。
いつも瓶ビールなので今日も瓶ビールにしますか?と聞いてくれたけどもうビールはおなかいっぱいなのでパスしてキープしてる焼酎ボトルとジャスミン茶を注文する。
近くの席の団体がどんどん人数が増えて座りきれなくなり、見かねて声をかけて席を移動する。
新社会人ぽい集団だったので20代かなーと思ってはいたが、「おねーさんありがとうございます」と言われ何故おねーさんだとわかったのかひっかかる。
すっぴんできてしまったから肌年齢かしら。
エステ行こうかな。
まつエクサロンで色々やっていたので今度お姉さんに相談してみよう。
若く見られたいとは思わないが、いつまでも綺麗でいたい。
年齢不詳がいいな。
若い子たちにたくさんお礼を言われながら、お店に迷惑じゃなかったかなとドキドキする。
帰り際に店長さんに席代わってもらってすみませんと言われてこちらこそ勝手にすみませんと言いつつホッとする。

夫と手を繋いで帰る。幸せ。
なのに帰ったら何故か夫が不機嫌になり怒りながら寝てしまう。
仕方なく私も横になっていたら夫がやってきてお風呂に入ろうと誘ってきて追焚きしてくれた。
夫に声をかけて先に入っていたら全然やってこないので忍者をやっていた。
顔面だけ水面に出して、他の部分は全てお湯につかる技である。
これをしてると音が聞こえないのだがなんとなく誰か来た気配を感じて出るが夫は応答してくれない。
仕方なく髪と体を洗ってお風呂を出る。
夫はリビングで寝ていた。
どうも私が忍者している時に来たらしいがあまりにキモくて出ていったらしい。
いやキミもやってるからな忍者。
頭皮までお湯につかれて最高なのだよ忍者。
夫はキモ!キモ!と言いながら1人お風呂に入っていった。
理不尽に感じながら髪を乾かして寝た。
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