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文字数 299文字
「大丈夫か?」
俺はミネラルウォーターのペットボトルを取り出すと、フタを開けて糸魚に渡そうとした。そのとき、糸魚が急に俺に抱き着いてきた。
「うおっ!?」
「もー!! そんなに優しくしてくれるのは、先輩だけですっ!! うわーん!!」
もしかして、こいつ下戸な上に泣き上戸?
「おーおー、大丈夫だから、な?」
泣き出した糸魚の背中を、俺がとんとんと子どもをあやすように叩いてやると、糸魚ぽつぽつと話しだした。
「僕、サークル以外だとずっとぼっちで、友達もいなくて……根暗だし、いいところもない……」
あー、ネガティブモード発令か。しょうがないなぁ。俺は……。
・そんなことないぞ→17へ
・根暗で何が悪い→19へ
俺はミネラルウォーターのペットボトルを取り出すと、フタを開けて糸魚に渡そうとした。そのとき、糸魚が急に俺に抱き着いてきた。
「うおっ!?」
「もー!! そんなに優しくしてくれるのは、先輩だけですっ!! うわーん!!」
もしかして、こいつ下戸な上に泣き上戸?
「おーおー、大丈夫だから、な?」
泣き出した糸魚の背中を、俺がとんとんと子どもをあやすように叩いてやると、糸魚ぽつぽつと話しだした。
「僕、サークル以外だとずっとぼっちで、友達もいなくて……根暗だし、いいところもない……」
あー、ネガティブモード発令か。しょうがないなぁ。俺は……。
・そんなことないぞ→17へ
・根暗で何が悪い→19へ