文字数 382文字

 俺は、目の前にあった唐揚げにぱくついた。うん、ニンニクと生姜が効いていて、めちゃくちゃ美味だ。そうそう、羽田に「料理は褒めてやれ」って言われたっけ。
「この唐揚げ、美味しいな。堀川が持ってきたんだっけ。お前、料理うまいな?」
「あ、私作ってないっス」
「え?」
「でも、めちゃくちゃおいしいでしょ? 駅前の唐揚げ屋さん、私のお気に入りなんス! 先輩にも気に入ってもらえて、持ってきて正解だったッス!」
「買ったやつなのか」
 俺はつい羽田を見る。褒めたら買ってきた料理だったとは。まぁ手作りじゃなきゃいけないなんて制約はないからなぁ。
「てっきり手作りだと思った」
「……期待に応えられなくてさーせん。やっぱり、先輩は料理ぐらいしろって思います? 私、ひとり暮らしだけど自炊とかできなくって……」
「そうだなぁ」

料理は

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