敗れた手記 20151113

文字数 171文字

夜ごと降り積もる幾ばくかの世迷言
それは日向に落ちるひと時の陰り
またそれは嵐の中の一瞬の晴れ間
いずれにしても 行くも帰るも辛かろう
逃げ場を無くした最後には 袋小路の窮鼠も笑う
一度知った蜜の味には 決して人は逆らえず
隠しても出会い 蓋をすれど溢れ出る
厳寒の荒野に投げ出した想いも
いずれ彼の地に拾いに行かねば
それが性か それが人か
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