夜を往く 20140605

文字数 161文字

夜ごと溜息は重なり
くたびれたTシャツに降り積もる
赤いひなげしの花が咲き誇り
虚栄心だけが心を埋める

喉の奥で澱んでいる言葉
まだ日の目を見ない才能を信じて疑わない
世間の荒波に身を隠し
みっともない姿で夜を往く

夜ごと溜息は重なり
くたびれたTシャツに降り積もる
赤いひなげしの花はとうに枯れ
虚しい夜が心を埋める
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