人とほうき星 20140220

文字数 160文字

寒い夜に首を長くして待つ
息は白く 手足はすっかりかじかんで

ほうき星が語り掛ける
その欠片が 夜空に長く尾を引いて

談笑はいつまでも続く
60年という月日は余りに長すぎて

語り尽くせない景色がある
人もほうき星も薄々それには気づいていて

決して互いに分かりあうことは無く
夜が 彼らの時間に対して余りに短すぎて
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