25…推しに捧ぐ

文字数 398文字



目が覚めた時は
ただなんでもないいつもの
朝を迎えたらだけだった
大したことない呼出のせいで
むしろなんか心のどこかに
モヤがかかってた午前中
いい加減最悪な1日を
過ごす予感に満ちていた
でも僕は割と単純に出来ていて
たった一つのニュースとともに
梅雨空澱んでた空気さえも
蹴散らすように心の中が晴れ渡る
誰かの喜びがこんなに爽快に
今世の中に舞う嫌なものを
全て取り払うような力が隠れてる
そんなことを目の当たりにした
一握りの悲しみの影に咲く花でも
僕は心の底からその幸せを祝おう
ありふれた日常に添えた彩り
泣きも笑いも悔しさも全てをまとめても
あなたの笑顔に勝るものは
今日は何もない
いろんな思いが溢れ誰かが叫んでいても
あなたとあなたの愛する全ての人が
幸せでありますように
そしてまだ霧が晴れずに突き進む明日を
もう少しだけ歩ける力をありがとう
あなたが今ここにいる事に
今日ほど良かった日は無いと思う
だから心の底からありがとうを言うよ

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