文字数 478文字



久しぶりに見た背中は疲れて見えた
タバコなんて吸ってなかったのに
吸い方が様になってるから
随分前から何がある度に
頼っているんだろうってわかる
お互い忙しさにかまけて
メッセージだけに頼ってたから
本音まで聞き出せてなかったな
僕に気づいて気まずく消すのは
君がそれを隠し事だと思っているから
そんな風に思わなくてもいいのに
楽しいが中心の学生の頃とは違う世界で
僕たちはそれぞれの仕事の世界を構築して
背景を簡単には思い描けないけど
根本の部分にあるものは
あの時からの延長だから
できれば気兼ねなんてしないで
随分昔からの親友なんだから
もう少し頼ってくれても良いけど
そういうところは君はいつも
どこかカッコつけて弱みを見せないね
だけど後少しもすると僕らは
気恥ずかしくも家族って言う
今とは違うまた新しい世界に
帰る場所ができて守るものが増えていく
だからこそ思うんだ また昔のように
家族には見せられない弱さは今から
頼りあって補っていければと
そうすれば本気で守りたいものを
何処かで支え合えると思うから
そういう愛の形もあってもいいと思ってるから
最近話せなかったうっぷんを
今日は朝まで語り明かそうか





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