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文字数 283文字
雨上がりの朝に虹がかかり
いつもより少し良い気分で始まる
嘘のように雲一つない空はのように
今日一日を過ごすことは出来なくても
いつもの場所に辿り着くまでの
いつもとは違う始まりの景色が
ほんの少しだけ元気をくれる気がした
生きるために戦う僕らには
たまにはこんなサプライズが
必要なのかもしれない
運動がてら誘われた横道に
知らないスポットと初めましての店
唐突な出会いはいつでも偶然によって
今日一日の全てを書き記すダイアリーを
いつもと一緒という一言から
いつもに加わる新しい街並みに
ほんの少しの変わりゆく寂しさを感じた
生きるために戦う僕らには
もう少しゆっくり歩く時間も
必要なのかもしれない