21

文字数 410文字



一掬いの後悔を飲み干して振り返れば
間違いを見つけられると思ってた
でも簡単には取り出せない
そんな毎日をあと何年繰り返すの
自問自答は飽きるほど浴びたのに
アテもなく際限もなく繰り返すほど
僕の小ささだけが大きな影を落とす
違う歩幅で同じ道を歩くヒトが
当たり前なんだと受け止めるまで
あと少し気づかないフリさせていて
わがままを言えるのは君たちが
僕の周りでそれぞれの夢を
もがきながらも掴み取っているところを
何処かでずっと追いかけていたいから
夏休みの最後の日の宿題を
忘れて泣いているのは僕だけでいい
自虐的な生き方しか出来ない僕に
相応しい場所で見えない月を探す
違う歩幅で同じ道を歩く僕が
もう隣に誰も居なくなったとしても
馬鹿げた夢と笑われたとしても
やっと見つけた僕なりの夢を掴めそうなんだ
遠回りの代償は大きいかもしれないけど
例え途中で朽ち果てても後悔せずに
行けるところまで行ってみようと思う
一歩先に奈落の底があっても
悔いて終わるよりはいいから



ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み